メーカーが定めている一般的な プリンターの寿命は3~5年です。

家電の中でもプリンターは意外に買い替えが多く、古いプリンターをどう処分するか考えるのがおっくうで、家にそのまま置いてしまいがちではありませんか?

アシスト鈴木鈴木
プリンターの処分方法を解説します

こんにちは!買取ブロガーの鈴木です。

本記事では、プリンターの処分方法と、処分の前に忘れずに確認しておきたいポイントについて解説します。

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プリンターの処分方法5選

自治体によって呼び方は異なりますが、 一般的にプリンターは「粗大ゴミ」に区分されます。しかし単純にゴミにするだけでなく、処分方法にはさまざまな形があるため、お持ちのプリンターの状況に合わせて適切に対応しましょう。

プリンターの処分方法は、主に次の5つです。

家電量販店の無料回収・有料引取

家電量販店でプリンターの回収や下取りをしてもらえるのか、大手4社についてまとめました。

その結果「買い替えの場合回収」あるいは「小型家電リサイクルに基づき回収」している家電量販店が多く、この4社で下取りなどは行っていませんでした。

家電量販店 無料回収 処分のみの有料回収
ノジマ電機 〇オンラインで買い替えを注文した場合(実費2,000円)
※店頭持ち込みの場合でもモバイル会員になる必要あり
×下取り対象製品外、小型家電リサイクル無し
ヤマダ電機 ×(実施無し) ×(実施無し)
ビックカメラ 〇店頭買い替えの場合(同一点数のみ) 〇パソコン・小型家電リサイクル
※こん包状態で3辺160cm・30キロ以内 1,958円(税込)
ヨドバシカメラ × 〇パソコン・小型家電リサイクル
※こん包状態で3辺160cm・30キロ以内 1,950円(税込)

処分したいプリンターが購入したい台数以上ある場合や、壊れている場合は小型家電リサイクルを利用するとよいかもしれません。

リサイクルショップに依頼する

まだ使用できるプリンターであれば、リサイクルショップで買い取ってもらえれば、その場で処分できるためおすすめです。

買取られやすいプリンターの条件は、以下のとおりです。

  • 家庭用は製造から約3年以内、ビジネス用は5年以内が目安
  • 動作に問題がない
  • 状態がきれい(操作パネルや給紙トレイなど)
  • 総印刷枚数が少ない
  • パソコンやモニターなど、周辺機器もまとめて依頼する

また買取できなかった場合でも、無料で引き取ってもらえる場合があるため、リサイクルショップに一度聞いてみるのもよいでしょう。

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メーカーで買い替える

処分にともなって新しくプリンターを買う場合は、メーカーで買い替えると古いプリンターを処分できる場合があります。

例えば、キャノンではオンラインショップで指定されている商品を購入する場合、 本体&インク下取りサービスを始めとする特典がある「らくらく買替便」という買い替えサービスがあります。

ネットオークションやフリマを活用

プリンターが比較的新しく使用可能な場合は、ネットオークションやフリマを利用してみましょう。処分費用がかからないだけでなく、ちょっとした収入になるかもしれません。

ただし、以下のようなデメリットもあります。

  • こん包が大変
  • 大きなものは配送の手間や送料がかかる
  • 売れるまでずっと保管していないといけない
  • トラブルの可能性がある

粗大ごみに出す

ごみゴミとして捨てる場合は、居住している自治体の粗大ごみゴミに出します。

サイズによって「不燃ごみ」か「粗大ごみ」かになります。基準は自治体ごとに異なるため、ホームページなどで確認しましょう。

30cmまたは50cmを料金区分のサイズ基準にしている自治体が多いようです。料金も自治体ごとに異なり、おおむね200円〜1,200円程度の範囲で規定されています。

プリンターを処分する前に確認すること

プリンターの処分の際に、そのまま捨てる人は多いようです。しかし、個人情報保護の観点や事故の防止のために、プリンターを処分する前に、確認しておきたいポイントがあります。

プリンターを処分する前に、以下の4つの点について確認し、対処しておきましょう。

データ消去は必要?

プリンター本体に記憶媒体(HDD)がある場合はデータが残っている場合がありますが、 家庭用プリンターでは、印刷後自動的にデータが消える場合がほとんどです。

処分する予定のプリンターが印刷データをどのように扱っているか、データ消去の方法はプリンターの説明書や製品情報に記載されています。処分する前に確認し、印刷データが保存されている場合は削除しておきましょう。

USB/SDカードを外す

最近のプリンターは、直接SDカードやUSBメモリを差し込んで印刷できるタイプが増えています。しかしどちらのメディアも小さいため、処分する際に取り外すのを忘れがちです。

大切なデータを誤って処分してしまわないように、処分の際にはSDカードやUSBメモリを外すのを忘れないようにしましょう。

差し込んだまま捨ててしまうと、個人情報漏えいの危険性があります。

インクカートリッジは抜いておく

インクカートリッジの残量がある場合、型番などがあえば別のプリンターでも使えるため、処分の前に抜いておき再利用してもよいでしょう。

もし再利用の予定がなければ、 メーカーの純正品であればインクカートリッジはそのままリサイクルできるため、個別の回収ボックスに入れましょう。カートリッジに残量があってもそのまま回収箱に入れられます。

回収ボックスが設置されているのは、家電量販店や郵便局、一部の自治体施設などです。カートリッジ回収箱の置いてある場所を検索できるサイトもあります。

回収箱の置いてある場所のご案内

コピーの原本が入ったままになっていないか

USBメモリやSDカード、本体のメモリ以外の場所からも情報が漏えいする危険性があります。

プリンターにコピーやスキャナー機能が付いている場合、読み取る際に使用した原本が本体に残っていないかを確認しておきましょう。

業務用プリンターは処分できる?

個人事業などで使う業務用プリンターの場合は、家庭用のものと処分方法が異なります。

業務用プリンターは粗大ごみとして出すことはできず、法人の場合は産業廃棄物処理の許可証を持っている業者に依頼して回収してもらいます。業務で使用している場合は、データの漏えい防止に、特に注意を払う必要があるでしょう。

産業廃棄物処理業者に依頼する以外の方法では、プリンターのメーカーに回収を依頼することもできます。

例えば、キャノンでは以下のようになっています。

リサイクル処理料・引き揚げ料金(回収場所からリサイクル拠点までの運送費)・搬出撤去費(設置場所から回収車両までの搬出移動費)
合計で30kg未満が約15,000円、30kg~100kgが約40,000円です(一部地域は別料金)

産業廃棄物の廃棄については「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」により厳しい罰則が設けられており、違反した場合は、懲役もしくは罰金、あるいは両方が科せられます。

まとめ

プリンターを処分する方法について、以下にまとめました。

  • プリンターの処分方法は大きく分けると「家電量販店やメーカーに回収してもらう」「粗大ごみゴミに出す」「リサイクルショップやネットオークション、フリマで売る」の3つ
  • プリンターを処分する前には情報漏えい防止のために内部データの消去・外部メモリの取り外しを行い、コピーの原本取り忘れに注意
  • 業務用プリンターは産業廃棄物処理の許可証を持っている業者に依頼し回収してもらう必要があり、違反すると罪になる

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