最低限のものだけで、すっきりとシンプルに暮らすミニマリスト。

ミニマリストの部屋に無駄なものは一切ありません。

しかしものが少ないからといって生活に困ることはなく、部屋の中には必要なものがきちんと揃い、全て好きなものばかりが並んでいます。

この記事では、そんなストレスフリーの暮らしができるミニマリストのメリットや、ものを減らす片付けのコツなどについて紹介しました。

ミニマリストのものに対する考え方を知り、シンプルで快適に暮らす方法がわかりますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

ミニマリストになるメリットは?

MINIMALIST
ミニマリストのメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?

まずは、ものが少ないことで得られる4つのメリットについて紹介します。

無駄遣いをしなくなる

ミニマリストは無駄遣いをしません。

マヨネーズだけ買おうとスーパーに行ったのに、なぜかカゴいっぱいに!
100円ショップが安いからとペン1本買おうと寄っただけなのに、会計が1,000円超えてしまった!

普段の買い物で、こんなことがよくありますよね。

しかしミニマリストの買い物では、長く使えるものをよく選んでから購入するので、このようなことは起こりません。

無駄なお金を使わなくなるので、お金もどんどん貯まります。

片付けや掃除をする時間が減る

ミニマリストの片付けや掃除は、そうでない人に比べると非常にラクで時間がかかりません。

ミニマリストの持ち物は最小限なので、片付けるものも最小限です。

また持ち物が少ないと、掃除のときに床のものを持ち上げたり、棚の物を降ろしたりする手間もありません。

掃除が簡単なので、いつでも気づいたときにさっとできます。

掃除や片付けに追われる時間が減ると、心にもゆとりが生まれます。

常に掃除の行き届いた清潔な部屋で、家族とゆっくりと充実した時間を過ごせるようになるでしょう。

片付いた部屋は集中力が増す

目に入る情報が少ないと気持ちが落ち着くといわれています。

部屋が片付いていると、心がすっきりして気持ちが良いですよね。

ごちゃごちゃした余計な物が目に入らないだけで集中力が増し、仕事や作業もはかどります。

また、部屋が片付いていないと、心のどこかで片付けなければ、というタスクが脳に常に残っています。

脳の中に別のタスクがなくなると、しっかりと目の前のことに向き合えるため、自然に集中できるのです。

本当に大切なものが選べるようになる

「とりあえずこれでいいか」と、適当にものを選んでいませんか?

「これは激安!いつか使うかもしれないから、とりあえず買っておこうかな」

こうした衝動買いは部屋を圧迫し、日々の片付けが大変になっていきます。

ミニマリストに、とりあえずはなく、持ち物は全てお気に入りの1軍のみです。

ものを購入するときには、本当に大切なものをゆっくり考えて購入し、そのように時間をかけて選んだものを大事に使います。

ミニマリストになると、本当に大切なものを選べるようになります。

ミニマリストに習うものを増やさない方法

服を選ぶ手
多くのものを持っていると、持ち物の片付けが大変ですよね。

ミニマリストは決してものを増やさず、最低限の持ち物で暮らしています。

ここではミニマリストの考え方を手本に、ものを増やさない方法を3つ紹介します。

1つ買ったら1つ手放す

気づいたら同じようなデザインの服が、クローゼットに何枚もありませんか?

どうしても好きなデザインのものは、うっかり何枚も買ってしまいがちです。

そこでミニマリストは、ものを1つ買ったら1つ手放すことを徹底しています。

服に限らず、同じようなものを買うときには、必ず古いものを捨てて新しいものを買います。

買うという行為に、今持っている中から一つを手放すという条件がつきます。

ミニマリストは、このようにして部屋にある持ち物を一定の量に保っているのです。

長く使えるものをじっくり選ぶ

長く使えるものをじっくり選ぶと、ものは増えません。それは使っていくうちに愛着が湧くものになるからです。

安いという理由だけで購入したものは、なかなかお気に入りに定着することはありません。

また安いものが目の前に現れた時に、衝動的に欲しくなってしまうことでしょう。

どんな買い物もじっくりと心から好きなものを選ぶことが大切です。

「今持っているお気に入りがあれば充分!」という気持ちが、無駄な買い物を減らしてくれるのです。

収納場所を決める

ものを増やさないためには、ものの収納場所を決めることが大事です。

ものが片付かない人は、意外に置き場が決まっていないものが多いものです。

ミニマリストは、量に見合った収納場所を必ず確保しているため片付けも容易です。

ものの収納場所を決めたら、その場所に入る以上の買い物をしません。

また、置き場が決まっていれば、うっかり同じものを買ってしまう心配もありません。

収納場所を決めることは、持てるものの上限を理解する大事なことなのです。

片付けとセットで考えるものの減らし方

ダンボールを開ける女性
ミニマリストは、ものの減らし方も上手です。

ものが少なければ片付けに費やす時間も少ないことを知っているからです。

ここでは、上手なものの減らし方について紹介します。

不要に感じたら早めに手放す

ミニマリストは、ものを不要に感じたら、すぐに手放します。

「いつか使うかも」「何かに使えるかも」

ミニマリストには、そのような考えはありません。1年以上使用していないようなものは、今後も出番がこない可能性が高いからです。

不要なものの片付けに迷う人は、それを手放したら困ることがあるのか?必要になった時もう一度同じものを購入するか?で判断するのもよいでしょう。

ものは使ってこそ活きると考える

ミニマリストの必要なものと不要なものの基準は、以下の2つだけです。

  • 今使っているもの
  • 具体的に使う時期が決まっているもの

これ以外は、ミニマリストにとって全て必要ないものです。

買って着ないまま収納している高かった衣類、1回だけしか使っていない便利家電
このようなものを長く保管していませんか?

いつか使うかもしれないものは、使わないまま価値が下がっていくだけです。

使わないまま放置しがちなもの
  • 贈答品の食器やタオル
  • イマイチ似合わなかったカバンや靴
  • 長続きしなかった趣味のもの

ミニマリストは「ものを大事にする」とは、持っていることではなく「使うこと」だと考えています。

本当に価値がなくなってしまう前に、誰かに譲ったり売ってしまうことも検討しましょう。

ものは使ってこそ活きるのです。

レンタルやシェアを活用する

レンタルやシェアを活用すると、ものを増やさないですみます。

ミニマリストは長く使わないものは、レンタルやシェアを上手に活用しています。

最近は、レンタルやシェア、サブスクの幅も広くなりました。

    ・服
    ・バッグ
    ・家電
    ・家具
    ・ベビー用品
    ・本やDVD
    ・車や自転車

このように借りられるものはさまざまです。

使用回数が少ないドレス、冬場だけ使うファンヒーターなどをレンタルすると、クローゼットの中のものが減ってすっきりします。

使ってみたい家電を試してみたり、数ヶ月しか使わないベビーベッドなどは積極的にレンタルを活用してよいでしょう。

捨てる以外の選択肢を持つ

ものを捨てるのは、やはり抵抗がある人もいるでしょう。

実は、ミニマリストはなんでも捨てているわけではなく、捨てる以外の方法を知っています。

捨てる以外の手放す方法
  • 自治体などへの寄付
  • 隣人や友人への譲渡
  • リサイクルショップへの売却
  • フリマアプリの活用

このような方法なら、ものが誰かの役に立ってくれるので、手放しやすいですね。

寄付する

地域の自治体や幼稚園や小学校、図書館などでは寄付を受け付けていることもあります。

読まなくなった本や、観なくなったDVD、ぬいぐるみなど喜ばれるものも少なくありません。

バザー用の物品として寄付を受けていることなどもあるので、市区町村のホームページなど覗いてみましょう。

譲渡する

自分には不要なものでも、誰かにとって必要なものであることもあります。

隣人や友人に声をかけてみるのも一つの手段ですが、とくに食器やベビー用品、着なくなった衣類は回収しているリサイクルショップもあります。

またジモティーなどのアプリで、欲しい人に広く呼び掛けることもできます。

どうしても捨てる決断が難しい場合には、積極的に活用しましょう。

リサイクルに出す

開けないまま取ってあったもの、まだ使えるものならリサイクルに出すのもよいでしょう。

リサイクルショップに持っていっても、利益はわずかかもしれません。

しかし眠ったままにするよりも、誰かが使ってくれたら嬉しいですよね。

大きなものを持っていくのが大変なら、出張で買取してもらうと良いでしょう。

時間がない人は、宅配で受け付けているリサイクルショップもあります。

ミニマリストは、ものが活きる方法をいくつも知っているのです。

まとめ

シンプルな部屋
今回は、ミニマリストになるメリットや片付ける時の考え方などについて紹介しました。

ミニマリストは、ものを大切にします。

ものを大切にするとは、ものを活かして使うことです。

この考え方に、はっとした人も多いのではないでしょうか?

あなたが大切にして眠っているものを、今日から活かしてあげましょう。

今回ご紹介したものを減らす方法で、あなたもミニマリストを目指してみませんか?