「ずっと電子レンジ使ってるけど、そろそろ寿命かな?」
「電子レンジはいつ買い替えればいいんだろう?」
このように、電子レンジの寿命や買い替え時期について気になっている方、いらっしゃるんじゃないでしょうか。
結論としては、電子レンジの寿命は約十年で保証が切れた後に異変が生じたら買い替えるべきです。
当記事では、電子レンジの寿命、故障サイン、長持ちさせる方法や買い替えを選ぶ条件について徹底解説していきます。
電子レンジの寿命は約10年
電子レンジの寿命は約10年とされています。その理由は、電子レンジ内の食品を温めるのに欠かせない部品の寿命が約2000時間とされていることによります。
一日に30分程度電子レンジを利用したとすると、約10年で寿命を迎えるということになりますね。
また、全国家庭電気製品公正取引協議会によると、電子レンジのメーカーの部品保有期間は、生産終了後8年とされています。
つまり生産終了後8年を超えると、メーカーが修理用部品を保有しておらず、修理を受けることが難しくなります。こうした点からも、電子レンジの寿命は約10年といえます。
一方で多機能レンジの場合では、機能の多さに比例して部品が多く使われており、さまざまな部品の故障リスクがあることから、いわゆる「チンする」だけの電子レンジよりも寿命が短いです。
電子レンジの故障サイン
電子レンジの故障サインに気づくことで、早めに修理や買い替えを検討することができます。ここでは故障サインを6つ紹介します。
- 電子レンジの故障サインを6つ
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- 温め機能が弱まる
- 頻繁に止まる
- ボタンや画面の操作が効かない
- 電源が入らない
- 異音・異臭がする
- 火花が出る
1.温め機能が弱まる
今までと同じ使い方をしているのに温め機能が弱くなった場合、電子レンジの寿命である可能性が高いです。部品の修理交換でも温め機能を回復させることはできますが、その他の部品もすぐに壊れる可能性が高いです。こうした場合では買い替えをおこなうのがおすすめです。
2.頻繁に止まる
電子レンジが頻繁に止まるときは、部品の接続不良などの故障が疑われます。止まるたびに操作をおこなうことで使い続けることは可能ですが、急な故障や危険のリスクを高めることになるので、買い替えを検討しましょう。
3.ボタンや画面の操作が効かない
電子レンジに搭載されたボタンが作動しない、画面の操作が効かない場合では、寿命かもしれません。 一度コンセントを抜き、数分間待ったのちに再度電源を入れることで直る可能性もあります。もしこれでも直らない場合や、またすぐに不具合が出るときは、買い替えをするのがよいでしょう。
4.電源が入らない
そもそも電源が入らなくなってしまった場合でも、寿命の可能性が高いです。電源プラグが刺さっていること、ブレーカーが落ちていないことを確認し、それでも電源がつかなければ買い替えるべきです。
5.異音・異臭がする
温め時にモーター音ではなく「ガリガリ」や「キー」などの異音の発生時や、食品が焦げた臭いではない異臭の発生時は、すぐに電子レンジを止めてください。部品の破損である可能性が高く危険なので、買い替えを検討しましょう。
6.火花が出る
温め中に火花が出た場合は、停止ボタンを押し、コンセントを抜いてください。
ただし以下のような間違った使い方をした際、電子レンジに問題がなくとも火花が出ることがあるので気を付けてください。
- 水気の少ない食品を温めた
- 金属のスプーンやフォーク、アルミホイルも一緒に温めた
- 食器に金や銀を用いた装飾がされている
- 排気口が塞がっている
電子レンジを少しでも長持ちさせる方法【2023年11月】
電子レンジは安い買い物ではないので、できれば10年以上使いたいというのが正直な気持ちですよね。
そんな「まだ問題なく使えているけど、電子レンジの故障が心配」という方向けに、 電子レンジを長持ちさせるための大切なポイントを5つ紹介します。
- 電子レンジを長持ちさせるための大切なポイント
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- 連続使用を控える
- こまめに掃除をする
- 設置場所を工夫する
- 空だきを控える
- 水分の少ない食事を温める際、注意する
1.連続使用を控える
電子レンジを長時間連続で使用すると、電子レンジ本体が熱くなりすぎて発火する恐れがあります。長時間使用する際は、間隔をあけるようにしましょう。
2.こまめに掃除をする
電子レンジ内部は、食品の油などの汚れが飛び散りやすくなっています。汚れがついているとセンサーが反応しなくなったり、汚れがサビとなって寿命を縮めてしまう恐れがあります。そのため定期的に、ターンテーブルなどの汚れをを拭き取る掃除をおこなってください。
3.設置場所を工夫する
直射日光が当たる場所や、壁沿いで通気口をふさがる場所を避けて設置してください。このような場所に設置すると、電子レンジ本体が熱を持って故障につながる危険性があります。
4.空だきを控える
何も入れずに温めてしまうと内部の部品の劣化が進み、大幅に寿命が進みます。このような温め方はしないでください。
5.水分の少ない食事を温める際、注意する
水分が少ない食品を温めると、発火や発煙する可能性があります。これらも電子レンジの寿命を短くします。どうしても水分量が少ない食品を温めたい場合は、食品の隣に水が入った容器を用意し、一緒に温めるようにしてください。
修理と買い替えどちらを選べばいい?
電子レンジが壊れたかもと思ったとき、修理が良いか買い替えが良いかは悩むポイントですよね。修理を選ぶ条件、買い替えを選ぶ条件について、それぞれ解説していきます。
修理がおすすめな場合
保証期間内であれば修理がおすすめです。
保証期間内であれば無料で修理してもらえるので、これを使わないのは損です。
一般的には購入後1年間のメーカー保証がついていますし、家電量販店の保証延長サービスを利用して入れば、購入後5年間程度まで保証が伸びていることもあります。まずは保証書を探して、保証期間内かどうか確認してください。
買い替えがおすすめな場合
お使いの電子レンジの機種の販売終了から8年以上経っているときは、買い替えするべきです。これはメーカーの部品保有期間が過ぎており、修理が難しいことによります。
最も難しいのが修理期間外であって、メーカーの部品保有期間内であるとき。
この場合は、ケースバイケースですが、修理を何度もするよりは新品を購入するほうが安いことから、新品の購入をおすすめしています。
まとめ
今回は電子レンジのの寿命や買い替えのタイミングについて解説してきました。
最後にもう一度まとめます。
- 電子レンジの寿命は10年
- 故障サインが出たら修理か買い替えを検討
- 保証期間内の場合は修理を、販売後8年を超えたら買い替えがおすすめ
買ってから10年以内の電子レンジを買い替えるのはもったいなく感じるかもしれません。
しかし、不調が生じている電子レンジを我慢して使ったり何度も修理するよりは、少し早めに買い替えるのがおすすめです。
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