「引越しで出た不用品を少しでも高く売りたい」
「リサイクルショップとヤフオクで売るならどっちが正解?」
そんな売り先の選択肢にお悩みの方はいませんか?
こんにちは!買取ブロガーの鈴木です。
数年前までは、不用品を売るならばリサイクルショップに持ち込むのが一般的でしたが、今では個人でもネットで売買するのが主流となりつつあります。
「リサイクルショップ」と「ヤフオク」、どっちで売るのが正解なのか気になりますよね。
そこで今回は、「ヤフオク」と「リサイクルショップ」どっちで売るのが正解なのか、双方の特徴やメリット・デメリットを比較してみました。
ヤフオクとリサイクルショップの特徴
「ヤフオク」と「リサイクルショップ」の特徴についてそれぞれ紹介します。
「ヤフオク」はYahoo!が提供するネットオークションで、商品を出品して落札されたら発送し、落札者が受け取り連絡をすると、商品代金を受け取れます。
「リサイクルショップ」は全国各地に店舗があり、不用品を持ち込むと査定して買取してくれます。店舗に持ち込めば、即日現金化も可能です。
ヤフオクの特徴
出品した商品が落札された場合、出品者に対して落札システム利用料がかかります。落札システム利用料は以下のとおりです。
会員ランク | 落札システム手数料 |
---|---|
通常 | 落札価格の10%(税込) |
Yahoo!プレミアム会員(月額508円) | 落札価格の8.8%(税込) |
詳しくはこちら
オークション形式の場合は入札によって価格が変動し、思っていたよりも高値になることもあれば、売れないこともあります。また、梱包・発送作業も必要です。
入札があったオークションで出品を取り消すと、1出品あたり550円(税込)の出品取消システム利用料が発生します。
1度も入札がないオークションであれば、出品取消システム利用料はかかりません。
※一部カテゴリ(自動車、オートバイ)では、3,000円程度の利用料が必要
リサイクルショップの特徴
リサイクルショップは「出張買取」「店頭買取」「宅配買取」の3つの方法があります。
買取方法のメリットについて表にまとめました。
買取方法 | メリット |
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出張買取 |
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店頭買取 |
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宅配買取 |
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事前に電話やWEBで概算査定ができるリサイクルショップは多いため、複数のショップに問い合わせて比較検討するとよいでしょう。
トラブルにならないために、利用手数料や査定・出張費用などを利用前に1度確認しておくことをおすすめします。
【アイテム別】ヤフオク・リサイクルショップ比較
リサイクルショップとヤフオク、どちらが良いか?という疑問にお答えするには、まず何を売るかによって変わってきます。 ここでは単純な金額面だけでなく総合的に判断できるよう【アイテム別】にお互いのメリットやデメリットを見ていきましょう。
生活家電(洗濯機・冷蔵庫など)
洗濯機や冷蔵庫、電子レンジといった「生活家電」は比較的大型のものが多いのが特徴です。 処分となれば費用が掛かるので、売りたいと思う人も少なくないでしょう。
ヤフオクで売る
ヤフオクで売るメリットはまず「スタート価格を自分で金額が決められる」という点です。 ただし低価格から売り切りした場合、タイミングによっては希望額に届かない可能性もあることを念頭に入れておきましょう。 逆にデメリットといえば「手間と時間」になります。大型家電は移動も容易ではないので「上手に写真が撮れなかったり」売却後に「背面のキズや汚れに気付いて慌ててしまう」なんてことも。また、 購入者から「思ってたのと違う」なんて言われてしまうような「個人間売買」だからこそ起こりうるトラブルには配慮が必要となります。
リサイクルショップで売る
リサイクルショップで売るメリットは「手間が少ない」という点。大型家電もプロが運んでくれます。 ただし「出張買取」には【製品が買取対象であるか?】や【出張エリア】といった条件もあることも知っておきましょう。 デメリットとしては【ヤフオクで自分で売るよりも買取金額は低い】可能性が高いという点です。 リサイクルショップの買取では「人件費」や「運搬費」「再販」にかかるコストが買取価格に影響します。 その為、個人間売買に比べると売値は低くなりがちです。
ファッション(洋服・靴など)
洋服やカバン、靴などの「ファッションアイテム」は、買い替えなど手放す機会が多いのが特徴です。 ヤフオクでの売買も多く、個人取引で手放した経験をお持ちの人もいるのではないでしょうか。
ヤフオクで売る
ヤフオクで売れば「自分で金額が決められる」という点はもちろん、「ブランド」にとらわれず売買が可能です。 デザインやサイズで探している人にうまく見つけてもらえれば、ブランド品に限らず売れる可能性が十分にあります。 ただし非常に多くの出品物があるため、マイナーブランドは検索されにくく売れるまで時間が掛かる傾向にあります。 また低価格で売り切った場合、競り合いにならずスタート価格で終わってしまう事も少なくないでしょう。
リサイクルショップで売る
例えば引越しなどで、まとめて売りたい場合にはリサイクルショップの強みが生きてきます。 あまり時間のない状況であれば、リサイクルショップに持ち込むのもアリではないでしょうか。 但し、いわゆるノーブランドのファッションアイテムは取り扱ってくれないショップもあります。 そうした場合、【1kgいくら】といった買取となってしまうことも念頭に入れておきましょう。
家具(ソファ・食器棚など)
家具も生活家電と同じく比較的大型のものが多いのが特徴です。 処分には費用が掛かるものが多く、引越しや買い替えで困るアイテムの筆頭といえます。
ヤフオクで売る
ヤフオクで家具を売るという人は少ないかもしれません。 ですが、高価格帯アイテムの多い家具は中古で探している人もいるため、「時間」と「手間」をかけることで【高値で売れることもある】でしょう。 デメリットである「手間と時間」が、どの程度まで自分が許容できるかがポイントになります。 ヤフオク上級者や自分でやるのが好きな人は、一度チャレンジするのも面白いのではないでしょうか。
リサイクルショップで売る
リサイクルショップに家具を売ろうと考えた場合、前提として「出張買取」をイメージすると思います。 メリットとしては家電と同じく「全てプロにお任せ!」で完結できる点です。 ですが「大型家具」は運搬に非常にコストが掛かるため、リサイクルショップの買取条件もシビアになります。 「格安家具」や「状態の悪い家具」においては、買取金額を上回る費用が掛かる可能性もあるため、事前に確認しておきましょう。
DVD/Blu-ray・ゲームソフトなど
「ファッション」と並んで個人売買が多いのが「ゲームソフト」や「DVD/Blu-ray」などです。 最も取り扱いやすく「ヤフオク」の入門アイテムとも呼べるのではないでしょうか。
ヤフオクで売る
ゲームソフトやDVDはサイズも小さく、状態なども見た目で判断しやすい為、とても簡単に出品することができます。 手間もわずかで「リサイクルショップ」より高く売れる事が多いので、活用している方も多いでしょう。 ですが、数年前のタイトルやマイナージャンルとなると、なかなか売れなかったりという事もあります。 また「梱包」や「発送」は避けられないので、売値によっては時間を取られるのが嫌という方もいるかも知れません。
リサイクルショップで売る
まとめて売りたい、売れなくても引き取ってほしいといった場合にはリサイクルショップでしょう。 買取金額よりも片づけたいを優先している人には、有用な手段としてオススメです。 ですが単品の買取価格は個人売買に比べると決して高くはありません。 タイトルによっては、ヤフオクとの金額差が大きい事を理解しておきましょう。
AV機器(スピーカー・コンポなど)
AV機器は大きな物から小さなものまで様々で、アイテムによって価格帯も異なります。 古くなってもプレミアムな価値があるものも多く、やや専門的な分野ともいえるでしょう。
ヤフオクで売る
「イヤホン」や「ポータブルプレーヤー」など小さい機器は、ヤフオクで多く売買されています。 梱包や発送が手軽で、売れる金額も自分で設定できるためメリットを得やすいアイテムと言えます。 ただし精密機器は故障する可能性もあるため、個人間ならではのトラブルが起きることもあります。 出品時には「動作の確認」や現状を文章でしっかり伝えることを忘れないようにしましょう。
リサイクルショップで売る
リサイクルショップで売るメリットは「スピーカー」や「レコードプレーヤー」など大型で重たい機器も「全てプロにお任せ!」で完結できる点です。 また物量が多い場合でも「一気に片付く」という時短的なメリットもあります。 ですが、AV機器はショップによって査定金額に差が出やすいアイテムでもあり、 事前に大まかな査定をして貰えるところや信頼できるお店を選ぶようにしましょう。
自転車
使用機会の減少や買い替えのタイミングで、自転車を手放したい人もいるでしょう。自転車は場所をとるため、やや取扱いにくい商品です。
そのためヤフオクでは、完成車だけでなくパーツのみを出品しているケースも多くみられます。
ヤフオクで売る
自転車はロードバイクや電動アシスト自転車など、購入時の価格が高額なことも少なくありません。少しでも高く売りたければ、ヤフオクはおすすめです。
ヤフオクに自転車を出品する際に忘れてはいけないのが、自転車の「防犯登録抹消」と「譲渡証明書の作成」です。
- 自転車の防犯登録について知っておくべきこと
-
- 防犯登録は「自転車を利用する人の義務」として法律で定められている
- 防犯登録データは個人情報につき、原則として本人しか抹消できない
- 防犯登録データを抹消せずに自転車を譲渡すると、譲渡した自転車が盗難に遭ったり犯罪に使われたりした場合、所有者の1人とみなされる可能性がある
- 防犯登録抹消は、防犯登録をした地方自治体でなければできない
譲渡証明書は、購入者が自転車の防犯登録をする際に必要になります。
リサイクルショップで売る
自転車を処分するには、リサイクルショップで売るのが最も簡単です。
防犯登録の抹消が面倒または知識がないという方は、リサイクルショップの案内に従うのがよいでしょう。
自転車の購入時の書類を紛失している場合には、買取が難しくなりますが、譲渡証明書の記載のみで買取になることがあります。
ヤフオクで売るメリット・デメリット
ヤフオクで売る最大のメリットは【自分で金額を決められる】点にあります。逆にデメリットとしては【出品や商品発送などの手間がかかる】【モデルによっては売れない可能性がある】【トラブルは基本的に自己責任】などが挙げられます。
小さくて簡単に出品や発送ができるアイテムは【ヤフオク向き】
時間や手間が掛かりそうなものや、トラブルになりそうなものを避けることでデメリットを小さくすることが【ヤフオクの上手な活用方法】ではないでしょうか。
リサイクルショップで売るメリット・デメリット
リサイクルショップで売るメリットは【手間や時間が少ない】【販売に関わる知識を調べる必要がない】【搬出作業中は待っているだけで終了】という点です。
一方デメリットは【買取金額は自分で決められない】【店頭買取では買取不可で持ち帰りになる可能性がある】【状態や付属品がそろっていない場合は大幅に減額になる】ことです。
大きくて持ち運びの難しいものは【リサイクルショップ向き】
お引越しや実家の片付け、コレクション整理などといった色々と時間や手間が掛かりそうな場合【リサイクルショップに一括でお願いする】ことで短時間で終わらせることができます。
まとめ
今回は、ヤフオクとリサイクルショップの特徴やメリット・デメリットについて比較し、不用品をどちらで売るのが正解なのかを検証してみました。結果は以下のとおりです。
- できるだけ高く売りたいならヤフオク(手間はかかる)
- なるべく早く処分・換金したい場合はリサイクルショップ
- 小物ならヤフオク
- サイズの大きい物や処分したいものの量が多い場合はリサイクルショップ
ヤフオクとリサイクルショップの比較はお金と時間の天秤だといえます。
物を手放す際には、ぜひ双方を上手に活用してみて下さい。 総合リサイクルのアシストは、業界最多水準の買取品目で『まとめて売れる』を実現しています。 ※買取のご案内はこちら ⇒初めての方へ 東京・神奈川にお住まいなら『店頭買取』または『出張買取』をお気軽にご利用ください。 遠方にお住まいのかたは、全国どこからでも買取OK『宅配買取』をお気軽にご利用ください。
記事監修いただきました
本記事は、オンダFP事務所 恩田雅之様にご監修いただきました。
■所属団体 日本FP協会
■保有資格 CFP® 証券外務員2種