毎日使う家庭も珍しくない洗濯機は、故障したら困る家電の一つです。
「電源が入らない」「給水ができない」「脱水ができない」など、さまざまな故障の症状がありますが、自宅で対処可能な不具合なのか、業者に修理してもらうべきなのか判断するのもむずかしいでしょう。また、費用をかけて修理するよりも、故障の内容や年数によっては買い替えを検討するべきケースもあります。
そこで今回は、 洗濯機が壊れたときの対処法や買い替え・修理の判断ポイント、処分方法などを解説します。洗濯機を長く使うための注意点も解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
洗濯機が壊れたときはどうするべきか
洗濯機は使用頻度の高い家電ですが、数十万円以上する高額な商品がほとんどであるため、電源が入らない、脱水ができないなど、明らかな不具合が発生するまで買い替える必要はないと考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし、実際に故障すると、「自分で直せる不具合かな?」「修理して使い続けられる?」「修理するよりも買い替えるべき?」など、さまざまな疑問が浮かぶでしょう。また、買い替えを決めたら、今ある洗濯機をどのように手放すのか悩みがちです。
洗濯機が壊れたときは、 「修理」「買い替え」が主な選択肢ですが、どちらを選択すべきかは年式や故障の程度によって異なります。そのため、壊れた後に慌てることのないよう、故障の原因や対処法を把握しておくことが大切です。
洗濯機が壊れたときの主なケースと対処法
突然洗濯機が故障したら、「原因がわからないけれど動かなくなった」「どのように対応すべきかわからない」と慌てる方も多いのではないでしょうか。そのため、生活必需品である洗濯機は、どのような原因で壊れるのか、 適切な対処法は何かを知っておくことが大切です。
ここでは、故障の内容によって考えられる原因や対処法を解説します。
洗濯機の電源が入らないとき
電源ボタンが反応しないと、そもそも洗濯機が使えないという問題が起こります。
電源が入らないときは、 コンセントとプラグの接続不良が疑われます。ただ、ほかの家電が同じコンセントで使用できない場合、コンセントに不具合が起きていると考えられるでしょう。また、コンセント自体に不具合が起きていない場合は、ボタンの接触不良や内部基盤の問題が考えられます。
コンセントの差し直す、電源ボタンやタッチパネルの汚れや水滴を取り除くなどがその場でできる対処法ですが、洗濯機の内部やコンセント自体に不具合が生じているときは専門業者に修理を依頼しなければなりません。
原因 |
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影響 |
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対処法 |
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洗濯機が回らないとき
洗濯槽が回らない不具合が起きることもあり、衣類がきちんと洗えない問題が発生します。これまで落とせていた汚れが落ちないといった症状が表れた場合は、 洗濯槽が回っていない可能性があるでしょう。
規定量をオーバーして衣類を詰め込んでいる、パーツが破損しているほか、経年劣化や異物の混入などが原因として疑われます。
洗濯物の量が多すぎることが原因の場合は、洗濯物の量を減らすと通常通り動作するはずですが、経年劣化やモーター・パーツの破損が原因の場合は修理を依頼する必要があります。
原因 |
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影響 |
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対処法 |
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給水ができないとき
水道の蛇口が閉まっている、給水ホースの凍結、吸水口フィルターの詰まり、排水バルブや排水モーターの故障など原因で給水ができない不具合が起こることもあり、衣類を洗浄できない問題が発生します。
水道の蛇口が閉まっているという初歩的なミスによって発生している場合は、すぐに解決できますが、排水関連の部品の故障の場合は専門業者に修理を依頼しなければなりません。
また、給水ホースの凍結で動かない場合は、ホースを暖める、吸水口フィルターの詰まりは掃除するといった対処法もあります。
原因 |
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影響 |
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対処法 |
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脱水ができないとき
脱水できない不具合もいくつか原因が考えられます。
たとえば、洗濯機のなかで衣類が偏っていたり、ふたが閉まっていなかったりすると脱水が停止してしまうことがあります。 まずは、偏りを直して様子を見てみましょう。
また、排水口やホースが原因で脱水されないこともあります。
その場合は、防水パンにある排水口に不純物が入っていたら取り除く、排水ホースが正しく取り付けられているか確認するといった対処法を試してみてください。
ただし、センサーなどが故障している可能性もあるため、いくつか対処法を試して問題が解決しない場合は修理を依頼するのがおすすめです。
原因 |
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影響 |
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対処法 |
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水漏れしたとき
洗濯機からの水漏れは、床が水浸しになるなど困りがちな故障の一つです。
洗濯機から水漏れは、吸水ホースや排水ホースに穴が空いている、蛇口のネジが緩んでいる、洗剤入れやフィルター、排水溝に汚れが詰まって水が逆流しているなどの原因が考えられるため、 どこから水漏れが発生しているか確認してみましょう。
水漏れしている箇所を特定できたら、ホースの穴をテープで塞ぐ、蛇口のネジを締める、パーツの汚れ・詰まりを解消するなどの方法で水漏れを防ぎましょう。
水漏れ箇所を特定できない、水漏れが止まらないといった状況の場合は、速やかに専門業者に点検・修理を依頼するのがおすすめです。
原因 |
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影響 |
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対処法 |
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洗濯機の使用中に止まってしまったとき
洗濯中に洗濯機が突然止まってしまう不具合もあり、洗濯物が偏っていたり、ブレーカーが落ちてしまったり、排水口が詰まっていたりすることなどが原因として考えられます。
洗濯物を均一に入れ直す、ブレーカーが落ちていないか確認するほか、排水口を掃除するなどが対処法です。
しかし、対処法を試しても洗濯機が動かない場合は、内部のパーツの故障が考えられます。自力での対応はむずかしいため、専門業者に相談しましょう。
原因 |
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影響 |
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対処法 |
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異音・異臭が起きたとき
洗濯機から異音や異臭が発生する場合、どちらの問題が発生しているかによって考えられる原因が異なります。
【異音の原因】
- ガリガリ・カラカラ音:異物の購入(小銭や小石、ビーズ、アクセサリー、ボタンなど)
- キュルキュル音:底面ベルトの劣化
【異臭の原因】
- 洗濯槽内で座金が繁殖している
- 洗濯機の部品が腐食している
- 洗濯機の部品が摩耗している
異音の場合、 洗濯機の中を確認し、小物や異物が入っていないかをチェックすることから始めましょう。
異臭がする場合は、 いったん洗濯槽クリーナーで清掃するのがおすすめです。ただし、異臭の中でも焦げたような臭いがするときは、洗濯機の部品が摩耗していて危険な状態となっている可能性があるので、速やかに業者に相談しましょう。
原因 |
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影響 |
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対処法 |
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エラーメッセージが表示されたとき
洗濯機にエラーメッセージが表示されたときは、 原因や対処法が取扱説明書に記載されている場合が多いです。
まずは、表示されているエラーコードを確認し、取扱説明書でどのような内容のエラーメッセージなのか調べましょう。一部のエラーメッセージは、使用者自身で対応できますが、重大なエラーメッセージの場合もあります。
また、取扱説明書に従って対処しても問題が解消しない場合は、メーカーや修理業者に点検・修理の依頼をしましょう。
原因 |
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影響 |
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対処法 |
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洗濯機を長期的に使うための注意点
洗濯機は生活に欠かせない大切な家電の一つですが、容量やモデルによっては1台あたり数十万円することも珍しくないため、可能な限り長く使いたいと考えるのは当然でしょう。
ここでは、洗濯機を長く使い続けるためのポイントを紹介します。
衣類や洗剤を入れすぎない
洗濯の手間を減らすために、一度に大量の衣類を詰め込んで洗濯している方も多いでしょう。
しかし、衣類を大量に入れすぎると、モーターや他の部分に過度な負担がかかり、故障する可能性が高まります。洗濯槽の約8割を目安に衣類を入れるよう心がけましょう。
また、「洗剤を測るのが面倒」「多めに入れたほうがきれいに洗える気がする」といった理由で、規定量よりも多めの洗剤を入れるのも故障の原因になります。洗剤の入れすぎはすすぎ残しが発生しやすく、洗濯槽に残った洗剤が原因で洗濯機内部にカビが発生するリスクが高まるからです。
衣類や洗剤は説明書に記載されている量を守って入れることで、洗濯槽が故障しにくくなります。
定期的にメンテナンスをする
洗濯機の寿命を長くするためには、定期的なメンテナンスも必要不可欠です。
とはいえ、「そもそも洗濯機のメンテナンスって何?」という方も多いのではないでしょうか。定期的に必要な洗濯機のメンテナンス内容と頻度は以下のとおりです。
メンテナンス内容 |
頻度 |
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糸くずフィルターに詰まったごみを取る |
毎回 |
洗濯槽、給水バルブを洗濯槽クリーナーで掃除する |
1~2か月に一度 |
定期的なメンテナンスで洗濯機をきれいに維持する事で、汚れやカビが発生しにくくなり、故障を防げます。
使用後は蛇口を開けっ放しにしない
洗濯機の蛇口を開けっ放しにしておくことも、故障の原因です。
蛇口を開けっ放しにしておくと、給水栓やホースに常に水圧が加わることになり、水圧がかかり続けることで水漏れや部品の破損などのトラブルが起きやすくなります。
開けっ放しの状態になっている場合は、使用後は必ず蛇口を閉めるよう習慣づけましょう。
洗濯機の買い替えや修理の判断ポイント
洗濯機が故障した際、新しいものに買い替えるか、修理して使い続けるかの判断に悩む方も多いでしょう。
ここでは、洗濯機の「買い替え」と「修理」のどちらを選択すべきか、判断基準となるポイントをいくつか紹介します。
洗濯機の寿命を迎えているか(寿命は6~8年)
一般的に洗濯機の寿命は6〜8年とされています。そのため、6〜8年を迎えた段階で故障したら、いったん修理しても他の箇所が故障する可能性が高いため、買い替えを検討すべきタイミングといえます。
ただし、洗濯機は使用頻度も寿命に影響するポイントです。というのも、洗濯機は平均で約2,500回使用すると寿命を迎えるとされているからです。
毎日使用すると6.8年で寿命を迎える計算となる一方、2日に1度の洗濯頻度なら13.7年で2,500回の使用回数を迎えます。単に年数だけでなく、使用頻度によっても洗濯機の寿命は変わることを認識しておきましょう
そのため、いつごろ2,500回の使用回数を迎えるのかを含め、 おおよその寿命を計算して買い替え時期を検討するのがおすすめです。
保証期間が切れているか
洗濯機のメーカー保証や、家電量販店の保証など、「保証期間」を参考に「買い替え」と「修理」を検討するのもおすすめです。
【洗濯機のメーカー保証期間】
- 日立:お買い上げ日より1年間
- パナソニック:1年間(有料の「保証対応付メンテナンスプラン」に加入している場合は5年)
【洗濯機の家電量販店の保証期間】
- ノジマ:5年無料保証
- ヤマダ電機:指定の洗濯機であれば、4年または6年保証(無料)
- コジマ:5年有料保証
このように、洗濯機のメーカー保証期間は一般的に1年間、家電量販店の保証制度に加入していれば、5年前後の保証期間となるのが一般的です。ただし、有料の場合があったり、保証内容に違いがあったりするので、どのような保証制度に加入しているか確認してみましょう。
保証期間内なら、修理費用が部分的、または全額補償される場合もあります。しかし、保証期間を過ぎてしまうと、修理費用は全て自己負担となるため、修理費用によっては買い替えを検討すべきでしょう。なお、 修理費が新品の半額を超える場合、買い替えを検討するのがおすすめです。
代替部品が存在するか
洗濯機の交換部品の在庫がメーカーにない場合、いくら修理したくても修理できない状況です。
メーカーが部品を保有している期間は、製造打ち切りから6〜7年が一般的です。この期間を超えると、部品が手に入らなくなる可能性が高まります。部品の保有期間を確認し、必要な部品が手に入らない場合は、新しい洗濯機の購入を検討するのが最適な選択肢となるでしょう。
洗濯機を処分する方法
洗濯機を買い替えると決めたら、今ある洗濯機をどのように処分するのか悩む方も多いでしょう。
ここでは、洗濯機の処分方法を5つ挙げ、それぞれのメリット・デメリットについて解説します。
指定取引場所へ持ち込む
家電リサイクル法の対象品目である洗濯機は、「リサイクル料金」を支払い、 自分で指定場所に持ち込んで処分する方法があります。
指定引取所は以下のURLから場所を確認できます。
一般財団法人家電製品協会 家電リサイクル券センター-指定引取場所検索
洗濯機・衣類乾燥機の家電リサイクル料金は、2,530円〜3,300円であり、以下の手順で処分可能です。
- 1.郵便局で家電リサイクル券を受け取る
- 2.必要事項を記入する
- 3.家電リサイクル料金を支払う
- 4.指定引取場所に、洗濯機と家電リサイクル券を持ち込む
重量のある洗濯機を自力で運ぶのは大変ですが、故障している洗濯機でも費用を押さえて処分できます。
- メリット
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- 費用を抑えて処分できる
- 自分で持ち込むため、収集運搬費がかからない
- デメリット
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- リサイクル券の準備などの手間がかかる
- 指定場所まで自力で持ち込まなければならない
再生資源回収業者へ依頼する
洗濯機の運搬や取り外しがむずかしければ、再生資源回収業者に依頼するのも選択肢の一つです。洗濯機に限らず、さまざまな不用品を自宅まで回収しに来てもらえるので、リフォームや引っ越しなどで 大量の不用品を処分する際にも適した方法です。
先に解説した指定引取所に自分で持ち込むよりも費用はかかりますが、日時や場所を指定できるため利便性が高いのがメリットといえるでしょう。また、洗濯機の状態や機種によっては買取対象となることもあります。
ただし、再生資源回収業者の中には悪徳業者も存在するため、業者選びは慎重におこないましょう。
- メリット
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- 洗濯機以外の不用品もまとめて処分できる
- 日時や回収場所を指定できるため、処分の手間がかからない
- 洗濯機の状態や機種によっては買取対象となることもある
- デメリット
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- 費用がかかる
- 悪徳業者がいるため、業者選びは慎重におこなう必要がある
家電量販店へ依頼する
新しい洗濯機を購入すると同時に、家にある洗濯機を家電量販店に引き取ってもらう方法もあります。
各家電量販店は洗濯機の引取サービスをおこなっており、料金やサービス内容は店舗によって異なりますが、自宅まで引取に来てもらうと同時に、 新しい洗濯機を設置してもらえるので便利な方法と言えるでしょう。
- メリット
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- 引取、新しい洗濯機の設置をまとめて依頼できる
- 洗濯機の状態や機種によっては下取り対象となることもある
- デメリット
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- リサイクル費用、収集・運搬料金がかかる
リサイクルショップで売る
年式が新しく、故障していない洗濯機であれば、リサイクルショップで売却するのもおすすめです。
査定額は年式やブランドによって変わるため、期待するほどの査定額にならないこともありますが、 お金をかけて処分するよりはお得になる可能性があります。また、出張買取に対応しているところもあるため、持ち運びがむずかしい場合は依頼してみましょう。
ただし、機械的に査定額を算出しているため、状態や機種を見極めて査定額を算出して欲しい場合には不向きです。相場よりも安い査定額を提示される可能性があるので注意しましょう。
- メリット
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- ごみとして処分するよりもお得に手放せる可能性がある
- 店頭買取・出張買取などを選べるところもある
- デメリット
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- 故障している、年式が古いなど、条件によっては買取してもらえない
- 相場よりも安い査定額を提示される可能性がある
フリマアプリやネットオークションで売る
フリマアプリやネットオークションを利用して洗濯機を売るのも選択肢の一つです。
自分で価格を設定できるので、買い手が見つかれば納得した価格で手放せる、故障している洗濯機でもジャンク品として出品できるなどの魅力があります。
しかし、送料に高額な費用がかかること、購入希望者とのやり取りをすべて自分で対応しなければならないといった注意点もあります。また、出品時に、機種や状態を細かく記入したり、写真撮影をしたりする手間もかかります。
納得できる価格で手放しやすいとはいえ、手間がかかるうえに、個人間の売買となりリスクが高いため、予期せぬトラブルになる可能性があることを考慮しておきましょう。
- メリット
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- 自分で価格を設定できる
- ジャンク品も出品可能
- デメリット
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- 取引上のリスクが多い
- 出品者とトラブルになっても、基本的には自己解決となる
- 送料にお金がかかって、利益が残りにくい
- 購入希望者とのやり取りをすべて対応しなければならない
- 出品・配送手続きなども対応しなければならない
壊れた洗濯機の修理と買い替えはどちらが得なのか
洗濯機が壊れたら、費用面を重視して「修理」か「買い替え」かを決めたいという方も多いでしょう。
結論として、 洗濯機の寿命や交換部品の有無など、さまざまな要因によって、修理と買い替えのどちらが経済的であるかが大きく変わってきます。
ここでは、さまざまなケースを想定し、修理と買い替えのどちらがお得かを解説します。
洗濯機を修理する場合の費用
洗濯機が故障したら、「一体いくらの修理費用がかかるのか」が気になる方も多いでしょう。ここでは、日立の公式サイトを参考に、修理費用の相場を解説します。
故障内容 |
修理費用の相場 |
---|---|
電源が入らない、突然切れる |
47,000~72,000円前後 |
給水されない |
32,000~36,000円前後 |
給水が止まらない |
32,000~36,000円前後 |
すすぎが何度もくり返される |
29,000~68,000円前後 |
水漏れ |
28,000~34,000円前後 |
排水できない |
28,000~34,000円前後 |
脱水されない |
32,000~72,000円前後 |
ドアが開かない |
24,000~35,000円前後 |
ドアが閉まらない |
24,000~35,000円前後 |
異音がする |
28,000~63,000円前後 |
ドア・ドアパッキンの破損 |
28,000~34,000円前後 |
ドラム中央のキャップの破損 |
13,000~14,000円前後 |
排水ホースの破損 |
29,000~31,000円前後 |
参考:日立公式HP『修理料金の目安一覧<ドラム洗濯機>』
このように、故障内容によって修理費用の相場が異なり、場合によっては高額な修理費用がかかることがわかります。寿命を迎えている、保証期間が過ぎているといった状況で、新しい洗濯機の購入費用の約半額が修理費用としてかかるなら、新しい洗濯機の買い替えを検討しましょう。
修理が困難なときは洗濯機を買い替えるのがおすすめ
洗濯機の部品が手に入らないなどの理由で、 修理ができない場合も買い替えを検討するのはおすすめです。
ただ、洗濯機の買い替えはお金がかかるため、費用面がネックになっている方も多いでしょう。その場合、「家財保険」が利用できるか確認してみてください。
家財保険とは、火災保険の補償対象は「建物」と「家財」の2つに大別でき、保証対象を「建物のみ」ではなく「建物と家財」としている場合、家財も保証の対象です。
たとえば、火災や豪雨、台風などの災害、お子さまがおもちゃを投げてしまったことなどが原因で洗濯機が故障した場合、家財保険を使って洗濯機を買い替えられる可能性があります。
ただし、あくまで火災保険であるため、経年劣化や故意に故障させた場合は適応されません。
買い替える場合は買取や下取りを利用するとさらにお得
洗濯機は家電リサイクル法で定められている「家電4品目」の対象家電であるため、処分するにはお金がかかります。そのため、 不用品となった洗濯機は買取や下取りを検討するのがおすすめです。
年式が新しかったり、人気メーカー・機種のモデルは高額買取が期待できるケースもあり、費用をかけて処分するよりも、むしろお金になる可能性があります。壊れていても買取・下取り対象となるケースがあるので、一度査定を受けてみるとよいでしょう。
なお、洗濯機の買取を検討している方は、「買取専門店アシスト」がおすすめです。
アシストでは、洗濯機を含む各種家電や衣料品など、さまざまな品目の買取に対応しており、出張買取、店頭買取、宅配買取からニーズに合わせて買取方法が選択可能です。
洗濯機も積極的に買取を実施しており、ドラム式洗濯機の平均買取相場は35,000円、乾燥機付き洗濯機(7kg〜)の買取相場は11,000円となっています。
さらに、24時間受け付けている無料のWeb査定やLINE査定サービスも利用できるので、気軽に買取サービスを利用できます。
売れるかどうかわからない洗濯機も、一度、査定を依頼してみましょう。
まとめ
今回は洗濯機が壊れたときの対処法や長く使うための注意点、買い替え・修理の判断方法などを解説しました。
最後に今回の記事をおさらいしておきましょう。
〇洗濯機が壊れたときの主なケース
- 洗濯機の電源が入らない
- 洗濯機が回らない
- 給水ができない
- 脱水ができない
- 水漏れした
- 洗濯機の使用中に止まってしまった
- 異音・異臭が起きた
- エラーメッセージが表示された
〇洗濯機を長期的に使うための注意点
- 衣類や洗剤を入れすぎない
- 定期的にメンテナンスをする
- 使用後は蛇口を開けっ放しにしない
〇洗濯機の買い替えや修理の判断ポイント
- 洗濯機の寿命を迎えているか(寿命は8~10年)
- 保証期間が切れているか
- 代替部品が存在するか
〇洗濯機を処分する方法
- 指定取引場所へ持ち込む
- 再生資源回収業者へ依頼する
- 家電量販店へ依頼する
- リサイクルショップで売る
- フリマアプリやネットオークションで売る
〇壊れた洗濯機の修理と買い替えはどちらが得なのか
- 洗濯機を修理する場合の費用による
- 修理が困難なときは洗濯機を買い替えるのがおすすめ
- 買い替える場合は買取や下取りを利用するとさらにお得
洗濯機は「買い替え」と「修理」のどちらを選択すべきか悩みがちな家電ですが、ポイントを抑えておくことで、スムーズに買い替えが可能です。
また、洗濯機を買い替えるときは、今ある洗濯機を買取に出すのがおすすめです。「買取専門店アシスト」では、出張買取を依頼できるので、積極的に査定を受けてみるとよいでしょう。