「炊飯器の種類が多すぎて選び方が分からない」「炊飯器を選ぶときの基準や注意点は何?」となっている人は多いのではないでしょうか?

そこで今回は、後悔しない炊飯器の選び方や炊飯器を選ぶときの基準・注意点について解説します。 

引っ越し・断捨離で使っていないものをまとめて片付け!

炊飯器の選び方として意識すべき点は?

炊飯器を選ぶ際、「どのようなご飯が食べたいのか?」「必要な量はどのくらいか?」「保温や調理などの機能が欲しいのか?」といった要素を洗い出すことが大切です。

炊飯器は機能によってそれぞれ特徴が異なります。

そのため、 自分自身が炊飯器に求めることをリストアップし、比較したうえで優先順位をつけておくと、納得のいく炊飯器選びができます。

適した炊飯器を選ぶためのコツ8選

炊飯以外の調理機能や節電機能など、多くの機能が搭載されていることも珍しくありません。そこで、炊飯器を選ぶ際の参考となる要素として、次の8点を例に見ていきましょう。

  • 何人分の容量が必要か?
  • 内釜の素材で選ぶ
  • 炊き方の種類で選ぶ
  • 保温機能で選ぶ
  • エコ性能は必要か?
  • その他の機能で選ぶ
  • 予算を決めて選ぶ
  • メーカーで選ぶ

何人分の容量が必要か?

一人暮らしや二人暮らしの場合は 3~3.5合炊き、家族暮らしなど3~5人の場合は 5~5.5合炊き、6人以上の場合は 10合(1升)以上の炊飯器がおすすめです。また、食べ盛りの子どもや男性の割合が多く米の消費量が多い場合は、上記の目安よりも容量の大きいサイズの炊飯器を選択しましょう。※1日に1回炊飯をおこなう場合の目安です。

内釜の素材で選ぶ

内釜の素材は主に、土鍋、炭、鉄、アルミ、銅などがあります。

内釜の種類 特徴
土鍋釜 ふっくら炊ける、冷めにくい
炭釜 むらなく炊ける、軽い
鉄釜 かまどで炊いたような出来、重い
アルミ釜 安価で軽い、手入れが楽
銅釜 むらなく炊ける、見た目に高級感あり

土鍋釜は遠赤外線効果と蓄熱効果でふっくらかつ冷めにくいご飯を炊くことが可能です。

炭釜は遠赤外線効果と熱伝導率の高さからむらなく加熱ができます。

鉄釜は重さがある一方、発熱性によりかまどで炊いたようなご飯を炊くことができます。

アルミ釜は熱伝導率が高く、安価かつ軽量のため手入れが楽です。

銅釜は熱伝導率の高さからむらなく加熱ができ、独特の金属光沢によって高級感を感じさせるインテリア性をも備えた釜です。

アルミ釜と銅釜に関しては、アルミと銅は単体ではIHに対応できないため、それぞれを組み合わせて何層にも重ねた多層釜が主流です。

炊き方の種類で選ぶ

ご飯の炊き方の種類には、主にマイコン式・IH式・圧力IH式・ガス式などがあります。

方式 加熱方法と特徴
マイコン式
  • 内釜の底部のみ加熱
  • むらができやすい
  • 安価
IH式
  • 内釜の底部と側面を加熱
  • 高火力でむらができにくい
  • マイコン式より高価
圧力IH式
  • IH式加熱+内釜の内部に圧力をかけて加熱
  • IH式以上の高温によりむらができにくい
  • IH式より高価
ガス式
  • ガスを用いた火力により加熱
  • ガス会社によっては使用不可

マイコン式は加熱ヒーターが内釜の底部側にのみ設置される簡単な構造のため安価である一方、内釜下部と上部の温度差からむらができやすいです。

IH式は加熱コイルが内釜を囲むように設置され、内釜の底部と側面部とを加熱することで内釜下部と上部との温度差を解消し、高火力でムラなくご飯を炊くことができます。

圧力IH式はIH式の機能に加えて圧力鍋のような加圧機能を備えた方式であり、圧力を加えて100℃以上の高火力にて炊き上げることでよりおいしいお米を炊くことができます。

ガス式は家庭のガス栓からガスを供給してガス燃焼により内釜を加熱する方式で、高火力かつ短時間での炊き上げができる一方、使用しているガスの種類によって炊飯器が対応できない場合もあります。

保温機能で選ぶ

炊飯器には保温機能を搭載していないものもあります。 一度の炊飯で複数回分のご飯をまとめて炊く場合は保温が不可欠のため、 保温機能が備わっているものを検討しましょう。また、保温可能な時間は炊飯器によって異なり、中には水蒸気の蒸発を防ぐスチーム機能を備えるものもあるので、事前にチェックをしておきましょう。

エコ性能は必要か?

炊飯器には従来よりも消費電力を抑えて炊飯をおこなう「エコ炊飯」を搭載するものがあります。 エコ炊飯を使用すると電気代を抑えることで節電につながるため、炊飯回数が多い場合などではエコ性能が備わる炊飯器を選ぶとよいでしょう。

その他の機能で選ぶ

白米以外に無洗米、玄米、雑穀米を炊くのはもちろんのこと、お米以外に パンや煮込み料理などを作ることができる機能を備える炊飯器もあります。また、炊飯と同時にカレーなどを調理できたり、パンの発酵ができるものもあるため、ご自身の調理スタイルに合った炊飯器を選びましょう。

予算を決めて選ぶ

搭載機能が多い炊飯器、対応する釜の種類が多い炊飯器は当然価格が高くなります。そのため、「炊飯器にいくらまでお金をかけられるのか」といった予算を決めてから、その範囲内で最も自身が求める性能を備えた炊飯器の購入を検討するのも一つです。

メーカーで選ぶ

各メーカーの炊飯器はそれぞれ独自の特徴・こだわりがあるため、ご自身の好きなメーカーや人気のメーカーから選ぶことも一つの手です。それぞれのメーカーが特化する機能や価格を比較しながらモデルを選びましょう。

炊飯器を選ぶときに注意すること

炊飯器を購入するにあたり、以下3つの注意点について解説します。

  • 炊飯時間を確認
  • 手入れのしやすさを重視してみる
  • 本体の大きさ

炊飯時間を確認

炊き方によって炊飯時間は異なります。特にマイコン式やガス式の炊飯器は炊けるまで時間がかかる傾向があります。そのため、「おいしいご飯を食べること」を重視するのか、「炊飯に時間をかけないこと」を重視するのかを明確にしておきましょう。

手入れのしやすさを重視してみる

例えば、内釜が重いと持ち運びに苦労し、内蓋が取り外せなかったりすると炊飯器を洗うときに手入れが大変です。炊飯器の重量が軽いものや部品が簡単に取り外せるものを選ぶとよいでしょう。

本体の大きさ

漠然と大きいものを購入してしまうと、意図しないデッドスペースの発生が起きるおそれがあります。かならず炊飯器と置き場のサイズを測り、しっかり収まるものを購入しましょう。本体のサイズが小さくコンパクトである炊飯器を選んだり、炊飯器のサイズに合わせて置き場を変更することも一つの手です。

炊飯器をお得に買い替えるには?

炊飯器をはじめとした家電製品を買い替えるときは、そのまま処分したり、下取りサービスを利用したりすることが少なくありません。しかし、処分をするとさらに費用がかかり、一方で下取りにおいても適切な価格で引き取ってもらえるかは分かりません。そこで、炊飯器をお得に買い替える方法を説明します。

下取りチェッカーで炊飯器を買い替え!

型番や品質状態により買取価格は変動します。下取りチェッカーでは、型番ごとに下取り価格が細かく設定されています。そのため、より信頼性のある適正価格での下取りができ、かつ従来よりも高値で下取りが可能です。 連携店であるノジマのセール時期に 下取りチェッカーを使用して買い替えると手軽でさらにお得です。

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生活シーズンに安くなる可能性あり

学生や新社会人などの新しい生活が始まる4月に合わせ、 毎年1月から3月の間に新生活応援セールを始める家電量販店も少なくありません。冷蔵庫や洗濯機といった生活必需品となる家電が通常よりも安く手に入る時期であり、炊飯器も例外ではありません。

この機会を逃さず、自身の希望にあった炊飯器を購入するチャンスです!

家電量販店のセール時期を狙って買い替え

  • 新生活応援セール(主に2月、3月)
  • 決算セール(主に3月、9月)
  • 年末年始セール
  • モデルチェンジ時

新生活シーズンでは炊飯器をはじめとした家電の需要が高まり、在庫処分のための安売りをおこなう家電量販店も多くあります。また、新生活シーズン以外にも、 決算セール、年末年始セールなどのさまざまなセールを実施していることがあります。自身が求めているモデルを下調べし、セール時期に購入をすると通常よりも安く手に入ります。

まとめ

これまで、炊飯器の選び方や選ぶときの注意点を解説しました。

まとめると以下のとおりです。

【適した炊飯器を選ぶためのコツ】
  • 何人分の容量が必要か?
  • 内釜の素材で選ぶ
  • 炊き方の種類で選ぶ
  • 保温機能で選ぶ
  • エコ性能は必要か
  • その他の機能で選ぶ
  • 予算を決めて選ぶ
  • メーカーで選ぶ
【炊飯器を選ぶときに注意すること】
  • 炊飯時間を確認
  • 手入れのしやすさを重視してみる
  • 本体の大きさを確認
【炊飯器をお得に買い替える方法】
  • 下取りチェッカーで炊飯器を買い替え!
  • 生活シーズンに安くなる可能性あり
  • 家電量販店のセール時期を狙って買い替え

炊飯器は機能によって、容量、素材、機能、炊飯時間などの特徴が異なります。そのため、 自身が炊飯器に求めることをリストアップして、必要なものに見合った炊飯器を購入しましょう。

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