実家の片付けをしてるけどダイニングセットの処分に困っている…。
「捨てる以外にもダイニングセットを処分する方法はないかな?」
「処分費用って相場はどのくらいなの?」
こうした悩みを抱える人も少なくありません。
そこでこちらの記事では次の内容について解説します。
- この記事を読んで分かる事
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- ダイニングセットの買い替えのタイミング
- ダイニングセットの処分が困難な理由
- ダイニングセットの処分する7つの方法
- 目的別おすすめの処分方法
この記事を読むことで、「費用」「手間のかかりやすさ」などの項目で処分方法を比較し、自分に適したダイニングセットの処分方法を知ることができます。
ぜひ最後まで読んで、参考にしてください。
ダイニングセットを処分するタイミング
ダイニングセットとは、食事用のテーブルや椅子などの一式を表す言葉です。
食事をする場だけでなく、読書、テレビや映画鑑賞などさまざまなシーンで利用します。
そのため、生活するにあたって欠かせない家具のひとつと言えるでしょう。
多様な利用シーンが存在し、長く愛用できるダイニングセットですが、買い替えるタイミングが存在します。
- 寿命
- 家族構成の変化
- 子供の成長
- 引っ越し
ここでは、次の4つの買い替えるタイミングについて解説します。
寿命
ダイニングセットの寿命はおよそ5〜10年程度です。
特にダイニングテーブルは重い天板を細い脚で支えている形になっているため、寿命のサインとして特に多いのが脚のがたつきです。
ガタガタと音がなったり、グラグラするなど、これらのサインが出た時は買い替え、もしくは処分するタイミングと言えます。
家族構成の変化
寿命や思わぬ傷や汚れの他に、買い替えや処分を検討するタイミングとして家族構成の変化が挙げられます。
ダイニングセットは長く使用できるため、その間に家族構成が変化する場合があります。例えば、次のような場合です。
- 新しい家族が増えた
- 子供が一人暮らしを始めた
- 両親と同居することになった
このように長く使用できるダイニングセットだからこその買い替えるタイミングが存在します。
子供の成長
寿命が長いからこそ生じる問題として、子供の成長が考えられます。
ダイニングセットは、子供の体格に合わせテーブルやチェアを購入してしまうと、すぐにサイズが合わなくなる可能性があります。
子供の成長は、ダイニングセットの買い替えや処分をするタイミングと言えます。
ダイニングセットの処分が困難な理由
ダイニングセットの処分が困難な理由を明確にすることで、自分にあった処分方法を選ぶことができます。
ここではダイニングセットの処分が困難な理由について解説します。
自力で処分しにくい
ダイニングセットは自力で処分することが困難な家具と言えます。
なぜなら燃えるゴミとして処分する場合、大抵の自治体では一片の長さが約30cm以内に収まっていなければいけません。
チェアでも一苦労しそうですが、サイズが大きいダイニングテーブルを解体することは、非常に手間がかかる作業と言えるでしょう。
運びにくい
ダイニングセットは小柄なものを除けば、基本的には1人で運ぶことは難しい家具です。
大型で重量があるものが多いため、人ひとりが自力で運ぶには困難と言えるでしょう。
また2階などに設置していた場合、数人がかりで1階へ下す必要があります。
特殊な手段として、窓から吊り上げて運ぶこともありますが、この作業は一般の人がやるには危険なため、専門業者に依頼する必要があるでしょう。
ダイニングセットを処分する7つの方法
ダイニングセットを処分するには次の8つの方法が考えられます。
これらの方法を次の観点から解説していきます。
- メリットとデメリット
- 処分費用の相場
- 手間、楽に処分できるか
- 注意すべき点
粗大ゴミとして処分する
3つ目は粗大ゴミとして処分する方法です。
比較的低コストで済むことがメリットと言えます。高くても数千円程度で済むため、特にこだわりがなければ、粗大ゴミとして処分すると良いでしょう。
しかし低コストで済む分、回収指定場所まで自分で運ぶ必要があり、回収までに日数がかかります。
自治体によっては、指定場所が自宅から遠かったり、申し込んでから数週間かかる場合があり、引越しなど早急に処分したい人にとってはデメリットと言えるでしょう。
費用の相場
自治体やテーブルの大きさにもよりますが、800円から3,000円程度で処分することが可能です。
注意点
運搬する場合は、なるべく複数人で運搬するようにしましょう。
寄付をする
2つ目の方法は寄付をすることです。寄付先としては次のようなものが挙げられます。
- 一人暮らしの友人
- 近隣住民
- 介護施設
- 児童福祉施設
寄付をするメリットは2つあります。
処分費用がかからない上に、ゴミにならず身近なところでまた利用してもらえるため、社会貢献した幸福感を得られます。
但し、ダイニングセットなどの家具の寄付は受付が少なく、施設の場合HPに掲載されていますが、常に募集しているわけではありません。
費用の相場
処分にかかる費用はかかりません。
注意点
寄付はまだ使えることが絶対条件です。
そのため、後にトラブルにならないためにも目立たない傷や汚れの場合でも寄付先に報告し、問題ないか確かめるようにしましょう。
家具の販売業者に回収してもらう
4つ目は、ニトリやIKEA、無印良品などの家具の販売業者に回収してもらう方法です。
新しいダイニングセットを購入すると同時に回収してもらえるため、処分の手間が省けます。「処分のための手続き」ではなく「新しいダイニングセットを購入するための手続き」というように精神的にも手間を感じずらいこともメリットと言えるでしょう。
もちろん新しく買い替える予定がないと使えないサービスであり、ダイニングセットを処分したいだけの人にとってはデメリットとなります。
費用の相場
購入店にもよりますが、目安として5,000円から10,000円程度かかります。家具の販売業者として代表的なニトリ、IKEA、無印良品の例をあげると次のようになります。
ニトリ
1回の配送につき4,400円(税込)の費用がかかります。
注意点として、新しい製品を玄関先までの納品として購入してしまうと、引き取り商品を玄関先に自分で運ばないといけなくなります。
参考:ニトリ公式サイト「よくあるご質問:配達の時に家具の引取はできますか?」
IKEA
IKEAでは家具の有料での引き取りを行っていません。
代わりに、状態がよく基準を満たした場合のみ家具の買取サービスを行っています。
買取サービスを受ける際にIKEAへ配送して査定を受けます。そのため、配送料がかかり重量のあるダイニングセットは1点あたり5,350円かかります。
無印良品
購入商品と同種かつ同数の不用品の引き取りを行ってくれます。費用は3,000円(税込)です。
また、チェアは1,000円(税込)×個数の対応となります。
また、ダニングテーブルなどの大型商品の吊り下げ作業が必要な場合は、別途4,000円(税込)の費用がかかります。
注意点
家具の販売業者それぞれについて引き取りサービスの内容が異なるため、各ホームページを十分に確認し、依頼しましょう。
引越し業者に引き取ってもらう
5つ目は引越し業者に引き取ってもらう方法です。
引越しのタイミングで買い替えを検討する人は多いと思います。引越しと同時にダイニングセットを引き取ってもらえるため手間が省け、依頼すればその他の不用品もまとめて処分してもらえます。
費用もその分かかりますが、引越しのタイミングで一度にまとめて処分をお願いできる点はメリットと言えます。
費用の相場
引越し業者の処分費用は、運搬を含めて3,000~15,000円前後が相場です。
他の方法と比較して決して安い費用ではないですが、余計な手間がない分、依頼しやすいサービスと言えるでしょう。
注意点
ダイニングセットは重量がある家具ですので、設置環境によっては割増料金や2階からの吊り下げ作業の費用などがかかります。
そのため、引越し費用の見積もり段階で事前にしっかり確認しておきましょう。
不用品業者に処分してもらう
6つ目は、不用品業者に処分してもらう方法です。
不用品業者はダイニングセット以外にも家具に限らずまとめて処分することが可能です。
いつでも依頼することができ、最短当日に対応してくれる業者もあるでしょう。
ただし利便性が高い不用品業者ですが、その分費用としては安くありません。
費用の相場
ダイニングセットの場合およそ6,000円から12,000円程度が費用相場です。
そのため、粗大ゴミとして自治体に頼むよりも数倍の費用がかかります。
また、軽トラック1台分といった場合には、約20,000円から30,000円程度が費用の相場となっています。
注意点
不用品業者のなかには許可を持っていない違法業者も少なからずいるため、次の観点から依頼する業者を選ぶと良いでしょう。
- 費用が相場とかけ離れすぎていないか
- ホームページに許認可の記載があるか
- 利用者の口コミや評判はどうか
買取店で回収してもらう
7つ目は、買取業者に依頼する方法です。
もしダイニングセットが買取してもらえれば、処分費用がかからず大きなメリットと言えます。
また他の家具もある場合はまとめて買取してもらうことで、一度に処分できお金になる可能性もあります。
さらに出張買取なら自宅まで査定にくるので手間もかかりません。
手間を最小限に抑えられることは大きなメリットと言えるでしょう。
ただし買取してもらうためには状態の良さも重要ですが、ブランド家具でなければ買取してもらえない可能性が高いでしょう。
- 買取が期待できるブランド一例
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- カリモク
- クラッシュゲート
- アクタス
- unico
- 飛騨産業
- IDC
買取してもらえない場合は、処分できない可能性があるため、余計な手間がかかってしまいます。
※ブランド家具の買取については「高価買取が期待できる! 人気のブランド家具メーカー15選」こちらの記事で詳しく解説しています。
費用の相場
買取店でのダイニングセットの買取相場は、1,000円程度から高級ブランドとなると数十万円となります。
状態、ブランド、希少性、素材の良し悪しなどで非常に大きなひらきがあります。
基本的に、一般的なダイニングセットの場合は3,000円~30,000円以下程度と考えておくと良いでしょう。
注意点
買取店に依頼する際には少しでも高く買取してもらうことが重要です。
- 家具の買取実績があるか
- 利用者の口コミは良いか
- 出張買取の圏内か
上記のような点をチェックしてから買取店を選びましょう。
フリマサイトで売る
8つ目は、メルカリやジモティーなどのフリマサイトで売ることです。
買取店は基本的に、利益が出そうなダイニングセットしか買取しません。
しかし、フリマサイトなど個人売買は欲しい人が見つかれば、どんな家具でも売れる可能性はあります。
また、買取が難しくても運搬料込みで無料で引き取ってくれる人が見つかる可能性もあります。
その反面、いつ売れるかの目処が立ちづらく、必ず処分できるという保証がありません。
また、遠方の購入者に送るには配送手続きをおこなわければならず、手間がかかる上に配送料で赤字となってしまったりすることもあります。
費用の相場
フリマサイトでの売値価格の相場はおよそ1,000円から30,000円程度です。
また、無料で引き取ってくれる人もいます。
注意点
個人間の取引なので、トラブルを防ぐために事前に次のようなことを明確にしておきましょう。
- 費用の負担(送料はいくらか、どちらが送料負担なのか)
- ダイニングセットの状態やブランドなどのスペック
目的別おすすめの処分方法
ここまでダイニングセットを処分する方法を6つ解説しました。
その中から自分に最も合うおすすめ方法を選ぶために、何を重視すればよい判断ができるか見ていきましょう。
近所に寄付先がある場合は「寄付」がおすすめ
自宅の近くに受け入れ先がある人は寄付がおすすめです。
無料で処分できるという大きなメリットもありますが、社会貢献を実感しやすい点も大きなメリットと言えます。
ちょっとした収入よりも社会貢献や他社貢献したい人におすすめです。
買い替えるなら「販売業者」がおすすめ
買い替える予定がある人は、販売業者に回収してもらう方法がおすすめです。
買い替え先にそのまま頼めるため無駄な手間が省け、費用的にも10,000円以下で回収してもらえるからです。
ニトリ、IKEA、無印良品の回収条件について解説したように、店舗によって対応が異なります。そのため、依頼する際には買い替え予定先の店舗の回収条件をよく確認しましょう。
費用を抑えたい人は「粗大ゴミ」がおすすめ
少しでも費用を抑えたい人は粗大ゴミとして処分する方法がおすすめです。
コストの安さだけ見ると、買取やフリマサイトを活用した方がコストは安く済みますが、条件が緩くバランスを考えると粗大ゴミとして処分する方法が最も適していると言えます。
懸念点としては、自治体によっては自分で回収場所に運ぶ必要があるので、事前に自治地帯のホームページや電話などで確認することをおすすめします。
引越しをする人は「引越し業者」がおすすめ
引越しの予定がある人は、そのまま引越し業者に依頼することをおすすめします。
無駄に問い合わせ先が増えず、比較的低コストで依頼することが可能だからです。
引越し業者によっては対応していない場合もあるので、見積もりを取る際に費用などと合わせて確認しましょう。
ダイニングセットがブランド家具の人は「買取店」がおすすめ
ダイニングセットがブランド家具の場合には、買取業者に依頼することをおすすめします。
フリマサイトでも売れる可能性はありますが、買取業者の方がより確実に買取してもらえるからです。
買取できない場合は回収もしないお店が多いため、事前に買取の対象となりそうか詳しく聞くことが重要です。
※ブランド家具の買取については「高価買取が期待できる! 人気のブランド家具メーカー15選」こちらの記事で詳しく解説しています。
時間に余裕があるなら「フリマサイト」がおすすめ
手間を惜しまず時間に余裕があるならフリマサイトを活用することもおすすめします。
フリマサイトなら、個人で売り出すことが可能なため、買取店で売れないような家具でも、引き取りしてくれる人に巡り合う可能性があります。
いつ売れるかの目処が立ちにくいので、気長に待てる人におすすめと言えるでしょう。
早く処分したい人は「不用品回収業者」がおすすめ
多少費用がかさんでも、とにかく早く処分したい人は不用品回収業者に依頼することをおすすめします。
粗大ゴミより高いですが、その分ダイニングセットの運搬や早ければ依頼した当日に回収してくれるといったメリットがあるからです。
しかし、高額な請求を避けるためにも費用については事前によく調べておきましょう。
買取してもらうためにやるべきこと
最後に少しだけ買取について触れたいと思います。
やるべきことは次の2つです。
- ダイニングセットの種類やブランドを確認
- 状態を確認
例えば、有名なブランドとしては次のようなものです。
- 家具ブランドの一例
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- カリモク
- クラッシュゲート
- アクタス
- unico
- 飛騨産業
- IDC
こういった有名ブランドのダイニングセットには、ロゴがデザインされていたり製作元のステッカーが裏側に貼ってあることがほとんどです。
メーカーやブランドが分からないダイニングセットや格安メーカーのものは、需要が少なく買取となることは少ないでしょう。
また、ダイニングセットの状態も買取の査定ポイントです。
- ダイニングセットの査定ポイント
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- 脚がガタついたりしないか
- 大きな傷やひび割れなどないか
- 色褪せや座面のへたりはないか
こうした状態については、個人が判断するには少し難しいかもしれません。
買取店によっては、メールやLINEで画像査定しているお店もあるので、そういった買取店に依頼してみるのも一つの手でしょう。
また買取になりやすいのは、テーブルと椅子がセットの状態というのも頭の片隅に入れておきましょう。
※実際のダイニングセット買取価格が知りたい方は「ダイニングテーブルの買取価格」こちらからご覧になれます。
まとめ
この記事ではダイニングセットの処分方法8つについて解説しました。
最後に今回の記事をおさらいしましょう。
■ダイニングセットの処分方法8選とおすすめの人
自分で解体する | とにかく費用をかけたくない人におすすめ |
---|---|
寄付をする | お金よりも社会貢献や他者貢献したい人におすすめ |
粗大ゴミとして処分する | 手間を少なく、低コストで処分したい人におすすめ |
家具の販売業者に回収もらう | 買い替え予定がある人におすすめ |
引越し業者に引き取ってもらう | 引越しの予定がある人におすすめ |
不用品業者に処分してもらう | 引越しや買い替えの予定がなく、早く処分したい人におすすめ |
買取店で回収してもらう | ダイニングセットがブランド家具の人におすすめ |
フリマサイトで売る | 買取業者が難しい人におすすめ |
ダイニングセットは、寿命の他にも引越しや家族構成の変化、子供の成長など思わぬ理由で処分を余儀なくされるタイミングがあります。
そして、大型で重量があるためいざ処分するとなると困る家具の1つと言えるでしょう。
ぜひ、今回の記事を参考に処分方法を検討してください!