乾燥機の下取りはできるのでしょうか?
「使っていた衣類乾燥機を買い替えたい…」
「乾燥機付きの洗濯機に買い替えるからもう必要ない…。」
などに悩んでいませんか?
こんにちは!買取ブロガーのリッキーです。
本記事では、このようなお悩みを持っている方に向けて、下取り・買取それぞれどこが一番お得かをまとめています。
まず、結論からいうと、衣類乾燥機は、家電量販店では有料回収や無料引き取りの可能性が高いため、買取に依頼するのがおすすめです。
条件や品物の状態によって買取の状況も異なるため、それぞれの会社が出してる条件を参考にして依頼先を検討してみてください。
大手家電量販店の衣類乾燥機の下取り相場
ここでは、大手家電量販店5社で行われている衣類乾燥機の下取り価格を解説します。
わかりやすく比較するために、「東芝 衣類乾燥機 ED-45C 2017年製」の下取り相場を一覧表にまとめています。
【東芝 衣類乾燥機 ED-45C 2017年製 下取り相場】
家電量販店 | 下取り価格(買取価格) | リサイクル料+運搬収集費(税込) |
---|---|---|
ノジマ | 非対応 | 4,180円 |
ヤマダ電機 | 100円 | 4,730円~ |
ビックカメラ | 非対応 | 4,180円(7,530円) |
ヨドバシカメラ | 非対応 | 3,080円 |
ジャパネットたかた | 非対応 | 5,280円 |
※2023年10月弊社調べ
※ビックカメラのみ購入なしでの出張引き取りに対応していました()内価格
上記の表のように、大手家電量販店のなかで衣類乾燥機の下取り価格が提示されていたのは「ヤマダ電機」だけとなっていました。
とはいえ、下取り価格100円なので、状態がよくても高額査定は期待できないでしょう。
また、引き取り費用が別途かかるので、基本的にはどこの家電量販店に依頼してもお金をかけて処分することになりそうですね。
「買取」は新しく購入する製品に関係なく、旧製品を買い取ってもらうことです。
一方で「下取り」は元々の製品を下取りしてもらい、下取り価格が付けば、新しい製品の購入価格に下取り価格を充当してもらえるものです。
混同しやすいですが、仕組みが異なるので注意しましょう。
ここからは各社の下取りについて、さらに詳しく解説していきます。
ノジマ
ノジマでは「下取りチェッカー」というサービスを使って下取りを行っています。
「 冷蔵庫」「洗濯機」「液晶テレビ」などが対象品目となっており、スマホから簡単に下取り価格を調べられます。
下取りチェッカーの対象品目だと、他社の下取り価格を上回る査定金額が期待できるので、ぜひ活用してみてください。
しかし、今回解説している「衣類乾燥機」については対象外となっていました。
そのため、リサイクル費用と収集運搬費を支払って回収してもらいましょう。
衣類乾燥機のリサイクル料金と運搬収集費は、合計で4,180円で対応しています。
ヤマダ電機
今回紹介する家電量販店の中で、ヤマダ電機は唯一、下取り価格が提示されていました。
ただし、ヤマダ電機のホームページでは、家電製品の分類と年式、状態の3項目のみを入力して下取り価格が提示されます。
型番を入力したわけではないうえ、製品のキズや汚れ、商品の状態によっては査定対象外になることがあるので、参考程度に考えておくようにしましょう。
なお、下取り対象外となった場合は、有料での回収に対応しています。衣類乾燥機はリサイクル料金2,530円、収集運搬費1,650円で対応しています。
ビックカメラ
ビックカメラでは、パソコンやスマートフォンなどのデジタル家電や時計などの買取を行っていますが、衣類乾燥機の買取は行っていません。
ただし、ビックカメラで洗濯機または洗濯乾燥機を購入する場合、既存の衣類乾燥機の有料引き取りに対応しています。
費用はリサイクル料金2,530円、収集運搬費1,650円となっており、ほかの家電量販店と同等の費用がかかるといえるでしょう。
ヨドバシカメラ
ヨドバシカメラではパソコンや周辺機器、ゲーム機、スマートフォンなどの買取サービスを実施しています。
しかし、衣類乾燥機については買取を実施していません。
ただ、リサイクル法対象品目(エアコン・洗濯機・衣類乾燥機・冷蔵庫・冷凍庫・テレビ)をヨドバシカメラで購入すると、同製品の有料回収に対応しています。
費用はリサイクル料金2,530円、収集運搬費550円となっており、ほかの家電量販店と比較して運搬費が少し安くなっています。
ジャパネットたかた
通信販売でおなじみのジャパネットたかたは、買取・下取りサービスには対応していませんが、下取り値引きに対応しています。
下取り値引きとは、下取り値引き対象品目の商品を購入することで、値引きが期待できる仕組みです。
衣類乾燥機は下取り値引き対象品目となっており、年式やメーカー、故障の有無にかかわらず査定を受けられます。
ただし、下取り値引きをしてもらったとしても、既存の衣類乾燥機を回収してもらうのにリサイクル料金2,530円、収集運搬費2,750円が別途かかるので、注意しなければなりません。
衣類乾燥機はリサイクル法対象品目なので、処分費用がかかるからです。欲しい機種がある場合、下取り値引きを利用するのは一つの手段かもしれませんが、処分費用が別途かかることを加味して慎重に判断しましょう。
衣類乾燥機の買取専門店4選
大手家電量販店の衣類乾燥機の下取り相場について解説しました。
衣類乾燥機についてはほとんどの家電量販店が買取や下取りを実施しておらず、有料での回収が基本となります。
そのため、衣類乾燥機を処分するのに家電量販店に相談すると、お金をかけて処分しなければならないでしょう。
そこで、衣類乾燥機は買取専門店に査定を依頼するのがおすすめです。メーカーや状態、年式によっては買取対象になるケースが多く、買取対象になればむしろ手元にお金が残るかもしれません。
ここでは、買取専門店の衣類乾燥機の査定価格について解説します。
出張買取のアシスト
出張買取のアシストでは、衣類乾燥機の買取に対応しており、実績も多数あるのが特徴です。
- 「出張買取」「宅配買取」「店頭買取」3つの買取方法が選べる
- 24時間受け付けている無料のWeb査定やLINE査定サービスも利用可能
パナソニックや日立、リンナイなどさまざまなメーカーの衣類乾燥機を買い取った実績があります。
中には製造から7~8年落ちの製品の買取を行った実績もあるので、衣類乾燥機の買取に強いといえるでしょう。
また、アシストでの衣類乾燥機の買取相場は3,000円~20,000円前後となっています。
お金をかけて捨てようと考えていた家電が思わぬ価格で売れる可能性があるので、積極的に査定を受けるのがおすすめです。
家電高く売れるドットコム
家電高く売れるドットコムも衣類乾燥機の買取を実施しています。
WEBでの簡単査定が可能ですので手軽に査定結果を知りたいという方にはおすすめです。
買取ドットコム
買取ドットコムも衣類乾燥機の買取を実施しています。
Webで簡単に査定を受けられるのですが、東芝の2017年製の衣類乾燥機(4.5kg)は1円という査定結果でした。
型式を入力していないので査定結果は参考となりますが、高額買取は期待できないでしょう。
メールやLINEでより詳細な査定を受けられるので、査定結果を比較して買取店を選びたい方におすすめです。
買取Max
買取Maxでは、6kg未満の衣類乾燥機は製造から5年以内のものに限定して買取を実施しています。
状態やキズ、汚れによっては査定金額が低くなる可能性があるので注意しましょう。
下取りの基礎知識
家電を手放す際、「下取り」という言葉を耳にするでしょう。下取りは家電の処分方法の一つですが、仕組みをきちんと理解しておくことが重要です。
下取りとは、家電を新たに購入する際、元々使用していた製品を引き取ってもらうサービスのことです。洗濯機を購入するときには洗濯機、テレビを購入するときはテレビを下取りしてもらうといったように、同等製品が対象となります。
なお、下取りには3つのパターンがあります。
- 下取りをしてもらう
- 無料で引き取ってもらう
- 有料で引き取ってもらう(処分費用を支払う)
リサイクル法対象品目(エアコン・洗濯機・衣類乾燥機・冷蔵庫・冷凍庫・テレビ)については、下取りしてもらえることもありますが、一方でリサイクル費用や運搬収集費を負担しなければならないこともあります。
リサイクル法対象品目について、 家電量販店の中では「ノジマ」「ヤマダ電機」が品目によっては下取りを実施しており、その他のところは回収のみのサービスとなります。
サービスの一環として無料で回収しているところもありますが、基本的には有料で引き取ってもらうことになるでしょう。
衣類乾燥機を買取に依頼する際に確認すること
衣類乾燥機を買取してもらう際、確認しておくべきポイントを解説します。
できるだけきれいな状態にする
家電はキズや汚れなど見た目の状態も査定価格に影響します。
キズを修復することはできないかもしれませんが、 汚れを落としたり、フィルターのほこりを取ったり、できるだけよい状態で査定を受けるようにしましょう。
少し手間ですが、見た目がきれいな衣類乾燥機は好印象になり、高額査定につながります。
早めに査定を依頼する
不要になった衣類乾燥機を、なんとなく放置したままにしていることはないでしょうか。
しかし、放置しているとだんだんモデルが古くなって価値が下がるのはもちろん、保管状態によっては故障や劣化につながります。
放置していても価値が上がることはないので、不要なら早めに売却を検討するのがおすすめです。
他の家電とまとめて査定してもらう
引っ越しや部屋の模様替えなどをすると、不要な家電や家具がたくさん出るでしょう。
その際、不用品をまとめて査定するのがおすすめです。 まとめて依頼すると、一度で大量の査定が可能になり、出張費や人件費などをカットできて業者の利益につながります。
そして、まとめて依頼している分、査定価格を通常よりも上乗せしてもらえる可能性があるので、いらないものはまとめて依頼するのがおすすめなのです。
家電リサイクル法について
「家電リサイクル法」という言葉をご存じでしょうか。
2001年から施行されている家電リサイクル法は、大型家電に使用されている部品や資源の再利用を目的としている法律です。
家電リサイクル法では対象となる品目を定めており、対象品目に指定されている大型家電は家電リサイクル法に従って処分しなければなりません。
家電リサイクル法で定められている大型家電は以下の通りです。
- エアコン
- 冷蔵庫・冷凍庫
- テレビ
- 洗濯機・乾燥機
これらの大型家電は家電4品目と呼ばれています。
家電4品目の処分方法ですが、家電量販店で引き取ってもらったり、不用品回収業者に依頼したりする方法があります。その際、「リサイクル料金」と「収集運搬費」を支払って処分しなければなりません。ただし、指定の処分場所に自分で持ち込む場合は、収集運搬費が不要です。
なお、家電4品目は、自治体の粗大ゴミとして処分できないので注意しましょう。
どのように処分するとしても、家電リサイクル法の対象品目は処分するのにリサイクル料を支払わなければならないのがポイントです。
まとめ
今回は衣類乾燥機の下取りや買い取りについて解説しました。
衣類乾燥機は大手メーカーの製品だと、製造から5~7年までは買取や下取りをしてもらえることがありますが、製造から10年以上経っていると有料引き取りとなるのが一般的でしょう。
最後に今回の記事をおさらいしておきましょう。
- 大手家電量販店で衣類乾燥機の下取りまたは回収に対応しているところ
-
- ノジマ
- ヤマダ電機
- ビックカメラ
- ヨドバシカメラ
- ジャパネットたかた
- 衣類乾燥機の買取に対応しているところ
-
- 出張買取のアシスト
- 家電高く売れるドットコム
- 買取ドットコム
- 買取Max
- 衣類乾燥機を買取に依頼する際に確認すること
-
- できるだけきれいな状態にする
- 早めに査定を依頼する
- 他の家電とまとめて査定してもらう
衣類乾燥機は処分方法に悩みがちな家電の一つですが、捨てるのか、売却するかによって処分方法の選択肢が変わります。
「本当は売れたのにお金をかけて捨ててしまった」と後悔しないようにするためにも、売れるかもしれない衣類乾燥機は買取専門業者にいったん査定してもらいましょう。