お引越しや家具の買い替えなどの際、ベッドの処分に困ってしまう方も多いのでないでしょうか?
売ることを前提に中古ベッドを手放すためには、いくつか条件があるのも事実です。
こんにちは!買取ブロガーの鈴木です。
今回は、家具や家電など取り扱う買取専門店アシストが「ベッドの買取基準」について解説いたします!
あくまでも当社の実績に基づいておりますが、損することなく手放すためにお役に立てれば幸いです。
ベッドの買取基準について
まずはじめに、2022年11月現在は新型コロナウイル流行の影響で、ベッドマットレスやフレームの買取が厳しくなっています。
買取を希望する場合には、事前の無料査定をして価格を調べることをおすすめします。
ベッドを売りたいという方に、事前に確認しておくべきポイントが5つございます。
ブランド・シリーズ
フランスベッド、キングスダウン、シモンズといったベッド専門ブランドであるかどうかは買取査定の大きなポイントになります。
ご購入した時のメーカー保証書・領収書などが残っていれば確認しましょう。 画像のように、ベッドマットレスにはブランドとシリーズ名がわかるタグが付いています。そこに記載されているブランド名・シリーズなどを事前に確認しておくと査定がスムーズです。
フレームとマットレスを個別にご購入されている場合、それぞれのご購入したショップやメーカーを伝えましょう。高級ブランドであれば、マットレスとフレームそれぞれ単体でも買取できる場合がございます。
- 買取が期待できるベッドメーカーの一例
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- フランスベッド
- シモンズ
- キングスダウン
- カリモク
- シーリー
- サータ
- インテグラスイス
- IDC大塚家具
上記に記載がないメーカーでも査定可能です。お気軽にご相談ください!
デザイン・種類
ブランドと同じく重要なポイントがベッドの「デザイン」や「種類」です。フレームの種類で買取対象となりやすいのは、スタンダードな木製の脚付または引き出し収納付きのフレームタイプです。最近では、例えばIDC大塚とKINGSDOWNの共同開発によって誕生した日本最高級マットレス「レガリア」シリーズがあります。
- 買取が期待できるベッドのデザイン
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- 脚がついた木製フレームベッド
- 引き出し収納付き木製フレームベッド
- ダブルクッションフレーム
- 同シリーズのシングルツインベッド
- 電動タイプのベッド
マットレスのサイズ
ベッドのマットレスにはシングル・セミダブル・ダブルといった規定サイズがあります。単純に大きければいいと言うわけではありませんが、中古市場で高価買取の期待が高くなるのはダブルサイズ以上です。セミダブル・ワイドダブルといったサイズもこの同じ部類です。
また、マットレスの厚さもポイントになります。基本的にマットレスは内部に入っているウレタンなどの密度と厚さで価格が大方決まっています。低反発マットレスは除きますが、厚さ20~30㎝のマットレスは中古市場でも買取となりやすい傾向があります。
・ダブル以上のベッドマットレス
状態・使用年数
ブランドやサイズと同じく重要な買取基準のポイントが、「状態」と「使用年数」です。
マットレス表面に汚れ・シミ・ほつれ・変色などがあれば、人気ブランドのベッドでも大幅に減額、または買取・無料引き取りが不可となってしまう可能性もありますので注意が必要です。また、概ね購入後5年以内の比較的新しいベッドがやはり買取対象となりやすいです。ベッドに関しては10年以内と基準を定めているショップもあります。それほど、高級ブランドのベッドであれば長く使えるという証でもあります。いま使用しているベッドの状態について、気になる部分がある場合は引取時の金額交渉などトラブルが起こらないよう事前に依頼するショップに写真を送るのがベストです。
- 買取が期待できるベッドの状態と使用年数
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- おおむね使用5年以内のベッド(ブランドによっては10年以内)
- 汚れやシミ、へたりがない
搬出経路
出張買取時の重要なポイントといえるのが「搬出経路」です。ベッドは大型家具に該当しますので、2階以上からの階段搬出や吊り下げ作業などが必要になる場合は注意が必要です。
買取はおろか搬出にかかる費用を負担しなくてはならないケースもあります。特にセミダブル以上の大きなベッドマットレスは分解することができません。設置時にどのように搬入したか、現場でトラブルにならないためにも依頼するショップや業者側に伝えておきましょう。
ベッドの買取価格とシリーズ一例
上記にご紹介させていただいたポイントを踏まえて、実際どのようなベッドが中古でも売れるのかをほんの一部ですがご紹介いたします。
キングスダウン 「レガリア」
こちらはキングスダウン「レガリア」シリーズのセミダブルツインです。使用感がなく展示品といっても良い状態でした。キングスダウンなどの人気ブランドでシングルやセミダブルのツインになれば、より高く売れる可能性があるでしょう。
シモンズ 「ビューティレスト」
シモンズのベッドでもシリーズがいくつかありますが、ビューティーレストはその代表的なシリーズです。また、同じビューティレストでもさらにいくつかのグレードがあります。例えば、「EXECUTIVE NEWFIT(エグゼキュティブ ニューフィット)」や「Golden Value(ゴールデンバリュー)」はシモンズのベッドの中でも最高級クラスです。
無印家具 「オーク材ベッドフレーム」
無印家具でも、脚付きマットレスは買取が期待できませんが、オーク材フレームのベッドなら売れる可能性があります。
「高級羽毛布団」の買取はベッドと一緒に
引用:【楽天市場】羽毛布団 >国産羽毛掛け布団 >羽毛充填量1kgシリーズ >ポーランド産ホワイトマザーグースダウン93%
不要になってしまったベッドと合わせて売りたいのが、「羽毛布団」です。羽毛布団のなかでも、日本羽毛製品協同組合の品質基準に合格したものは上記のように各ラベルが付いております。羽毛のふくらみや品質を数値化したダウンパワー(dp)が高ければ高いほど、ラベルのグレードも高くなります。ハンガリーやポーランド原産の「マザーダウン」や「マザーグース」と呼ばれる高級羽毛がたっぷりと詰まった高級羽毛布団なら、新品はもちろんご使用されていても状態によって高価買取が期待できます。安易に処分してしまわないように品質表示のラベルを確認して査定してもらうことをおすすめいたします。
買取が期待できないベッドの一例
ベッドは種類によって価格も様々ですが、比較的新品でも安価な価格帯で販売されているベッドは買取の期待ができません。例えば、家具や日用品の総合販売大手の ニトリやIKEAなどで扱われている以下のようなベッドシリーズになりますと、ご使用年数が短くても中古市場では買取の期待はできないでしょう。
これは業者によって多少異なるかもしれませんが、たとえば折り畳みベッド、ソファーベッド、2段ベッド、ロフトベッド、脚付マットレス、システムベッド(一部ブランド・メーカーを除いて)などは、中古市場での販売価格が安価なため買取の期待はできません。
売ることができないベッドの処分方法
結論から言うと、現在はコロナなどの影響により、中古ベッドや中古マットレスの買取が厳しいケースが増えております。
状況や場合により大きく変わりますので、事前の概算査定をしてみるのをおすすめします。
特に有名なブランドやメーカーではなく、ご使用年数も10年以上経過しており、汚れや傷が多いベッドは最終的にどのように手放すべきでしょうか?
本当に再利用ができないベッドだということが分かれば、処分する方法を考える必要があります。
最も安くかつ確実に処分する方法としては、 住んでいる市(区)の粗大ごみサービスを利用するのがお勧めです。この方法はベッドだけではなく、再利用が期待できない家具全般についても同じです。まずは、管轄の市(区)役所に連絡をして相談しましょう。最近では、コンビニエンスストアで粗大ごみ処理用シールを購入することが可能です。ベッドの搬出は一人だけでは難しい場合は、身内や友人の協力が必要になるかもしれません。収集日に合わせて集積所に出しておけばそのまま回収してもらえます。手間や労力はかかりますが、処分費用は最も安く済む方法といえます。
粗大ゴミで処分する場合、基本的には自分で指定のゴミ収集場所まで運ぶ必要がある点は抑えておきましょう。
そこで、 ベッドなどの粗大ごみの搬出サービスを行っている業者に依頼するという方法があります。
粗大ゴミの搬出代行サービスを
簡単に言えば、大きくて重い粗大ゴミを自分たちでは搬出できないので代わりにゴミ捨て場まで運搬するサービスです。
これは作業費となるので粗大ごみの処分費用に比べると少し割高にはなってしまうかと思います。
もちろん、この搬出サービスだけで出張にきてくれるショップや業者は稀でしょう。
しかし、今回のケースでは例えばベッド以外に買取してもらえそうな物などをまとめてショップや業者に依頼をすることで、無料で対応してくれる可能性もあるかもしれません。
出張買取のアシストでは、引越し時にまとまった不用品を売りたい・処分したいという時にまとめて対応させていただくサービスのご用意がございます。
自分で粗大ごみで処分できるものは捨てる、大きく重量があるものだけは搬出を依頼するという方法も一つです。