引っ越しの際に古いエアコンをどうするか、迷っている方は多いのではないでしょうか?
古くなっているとはいえ、まだ使えるエアコンを処分するのはもったいないし、かといって持っていくのも費用がかかりそう…
本記事では、エアコンの「新規購入」と「移設」を徹底比較!
それぞれにかかる費用を紹介するとともに、メリットとデメリットも解説します。
引っ越し時のエアコンを移設するか買い替えるかで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
引っ越しが決まったらエアコンはどうすればよいのか
引っ越しが決まったら、エアコンをどうするか考えなくてはなりません。方法としては「移設」と「新規購入」がありますが、どちらがお得なのでしょう?
また、エアコンの移設は自分でできるのかや、業者に頼むとしたら費用はいくらくらいかかるのかも気になります。
新しいエアコンの費用相場や古いエアコンの処分費用も知りたいですね。
次の章では、エアコンを移設する場合から考えていきましょう。
そもそもエアコンの移設はできるのか?
そもそもエアコンは新居に持っていけるのでしょうか?ここでは、新居へ持っていけるのかや、撤去や設置工事を自分でしてもよいかについてお話しします。
新居に持っていくことは可能
結論からいうと、
制約と費用面をクリアすれば新居に持って行くことは可能です。
制約としては、エアコンは住居に取り付けてあるため取り外しと取り付けの工事が必要になります。
通常は、引っ越し業者やエアコン専門業者に工事を依頼することになるでしょう。
費用面としては、業者に頼む場合の工事費がかかってきます。さらに、エアコンの輸送費が必要な場合もあるでしょう。
また、古いエアコンの配管が傷んでいたり、他に部品が必要になったりして追加費用が発生するケースは非常に多いといえます。
エアコンを移設する場合は以上の制約や費用面を考慮して、計画的におこないましょう。
自分で取り外すのはダメ
エアコンの取り外しを自分でおこなうのはおすすめできません。
取り外しには特殊な工具や専門技術が必須です。取り外し費用を抑えるために自分でおこなうと、万一ミスがあった場合に結果として修理費用がかさんでしまうからです。
また、事故につながる可能性もあるので非常に危険でもあります。
引っ越し時のエアコンの取り外しは、自分では行わず業者に依頼するようにしましょう。
購入店舗では取り外しができない場合もある
エアコンを購入した店舗では、設置までが費用に含まれるケースが一般的です。取り外しも購入店で頼みたい場合は、新たに見積もりを取って契約する必要があるでしょう。
取り外しに関しては他の業者に頼むことも視野に入れて、条件や費用を比較することをおすすめします。
業者へ依頼すればやってもらえる
引っ越し業者や専門業者に依頼すれば、エアコンの取り外しと取り付けをおこなってもらえます
引っ越し業者に頼む場合は他の作業とまとめて請け負ってもらえるので、専門業者を探す必要がありません。
反面、専門業者に依頼する場合は数社で見積もりを取ることが可能ですが、業者を探す時間と手間がかかります。
古いエアコンを処分して新しいものを買うことも一つの手
古いエアコンを処分して新しいものを買うのも一つの方法でしょう。なぜなら、エアコンの移設よりも処分して購入するほうがかえって費用が抑えられる場合があるからです。
また、大家または管理会社に確認の上、古いエアコンを旧居に置いてくれば、処分の手間がはぶけて費用もかかりません。
エアコンの買い替えと移設のメリット・デメリット
では、エアコンの買い替えと移設ではどちらを選べばよいのでしょうか?
まずはそれぞれのメリットとデメリットを比較してみましょう。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
買い替える |
|
|
移設する |
|
|
新しいエアコンに買い替える場合
まず、新しいエアコンに買い替える場合のメリットを見ていきましょう。
第一のメリットとして、新しいエアコンに買い替えると移設するよりもかえって安く済む場合があります。
エアコンの耐用年数はおよそ10年です。古いエアコンだと移設しても早々に故障して、結局買い替えが必要になることも多いからです。
7~8年以上使用したものなら買い替えることをおすすめします。
また、新機種のほうが電気代が安いというメリットもあります。長い目で見ると電気代の節約は大きな金額になるでしょう。
さらに、新規購入だと新居の部屋の広さに適したものを選べるのもメリットです。
たとえば、新居の方が部屋が広いと古いエアコンの使用ではパワー不足で冷えないが、新規購入することでこの問題をカバーできる可能性がありますね。
次に、新しいエアコンに買い替える場合のデメリットを見てみましょう。
買い替えの場合は、エアコンの購入費がかかることがデメリットです。また、購入するエアコンを決める必要があるのもデメリットですね。
さらに、古いエアコンの処分や取り外しに費用がかかるというデメリットもあります。
しかし、まだ使えるエアコンなら旧居に置いてくるという方法もあり、それだと処分費や取り外し費が不要です。
業者に依頼して移設する場合
では、業者に依頼してエアコンを移設する場合のメリットとデメリットにはどういうものがあるのでしょうか。
まず、新しいエアコンを買う必要がないのはメリットです。引っ越し時にはいろいろと費用がかかるため、新しいものの購入は控えたいものですね。
また、新しいエアコンを探さなくても済むため時間の節約になるというメリットもあります。
次に、業者に依頼して移設する場合のデメリットを見ていきましょう。
第一のデメリットは、新しいエアコンを買うよりも高くなる場合があることです。
たとえば、移設工事料金に加えてエアコンの輸送費がかかります。また、新居のエアコン設置場所の条件によっては、追加料金が発生することも珍しくはないでしょう。
エアコンは古いほど電気代が高くなるのもデメリットです。
さらに、古いエアコンの配管などが傷んでいて交換費用がかかる、引っ越し後に不具合が起きて修理や買い替えが必要になるといったデメリットもあります。
エアコンの移設は、以上のデメリットについてよく考えてから判断するようにしましょう。
エアコンを移設する場合の費用
次に、費用面を見てみましょう。下表は、エアコンの移設を引っ越し業者に依頼したときと、エアコン専門業者に依頼したときの費用相場です。
引っ越し業者 | 取り外し+取り付け:約12,000円~32,000円【運賃込み】 | |
---|---|---|
エアコン専門業者 | 取り外し+取り付け:約8,000円~25,000円【運賃別途】 | |
※取り外しと取り付けが別料金の場合 取り外し:約6,000~10,000円【運賃別途】 取り付け:約12,000円~17,000円【運賃別途】 |
エアコン移設の依頼先は、運賃がいくらかかるかや、取り付けと取り外しがセットになっているかなどの条件を考慮して決める必要があるでしょう。
引っ越し業者へ依頼したとき
下は、引っ越し業者に依頼したときにかかる費用例です。
業者名 | 費用 |
---|---|
引っ越しのサカイ (グループ会社のエレコンが担当) |
13,200円(税込)~ |
アート引越センター | 16,500円(税込)~ |
ヤマトホームコンビニエンス (提携の専門業者が担当) |
取り外し:8,800円(税込)~【運賃別途】 取り付け:13,200円(税込)~【運賃別途】 |
ハロー引越センター | 12,100円(税込)~ |
ファミリー引越センター | 15,400円(税込)~ |
以上はあくまでもエアコンの移設工事のみにかかる基本費用であり、エアコンの状態や設置先の状況などによって変動する可能性があります。
実際にかかる費用は、見積もりを取ってもらうようにしましょう。
エアコン専門業者へ依頼したとき
下は、エアコン専門業者に依頼したときにかかる費用例です。
業者名 | 費用 |
---|---|
エレホーム | 8,690円(税込)~【運賃別途】 |
ネットdeエアコン | 8,800円(税込)~【運賃別途】 |
株式会社スマイルパートナー |
取り付け:6,600円(税込)~【運賃別途】 取り外し:5,500円(税込)~【運賃別途】 |
Blue Wash株式会社 | 8,800円(税込)~【運賃別途】 |
エアコンの移設には別途部材が必要になったり、工事の追加が発生したりする場合があります。
実際にかかる費用は、見積もりを取って確認しましょう。
新しいエアコンを購入する場合にかかる費用
ここまで、エアコンの移設にかかる費用について解説してきました。では、新しいエアコンを購入する場合はどれくらいの費用がかかるのでしょうか。
新しいエアコンを購入する場合は以下の2つがかかってきます。
- 古いエアコンの処分費用
- 新しいエアコンの購入費用
では、それぞれ見ていきましょう。
古いエアコンを処分するときの費用
古いエアコンの処分方法には、以下の2つがあります。
- リサイクルに出す
- 買取業者に売る
エアコンをリサイクルに出す場合は
「家電リサイクル法」に基づいて費用が発生します。
費用はメーカーによって異なりますが、おおむね990円(税込)~2,200円(税込)程度です。
買取業者に売る場合は、費用ではなく利益になります。まだ新しいエアコンなら買取ってもらえる可能性もあるので、買取業者に見積もりを依頼してみましょう。
エアコンの相場
エアコンを新しく買う場合の費用は、いくらくらいが相場なのでしょうか。
エアコンの価格は、以下のように広い部屋に対応するものほど高くなります。
対応畳数 | 価格相場 |
---|---|
6~10畳 | 3~10万円 |
10~12畳 | 5~12万円 |
12~16畳 | 6~16万円 |
また、対応する部屋の広さが同じでも、空気清浄機能やおそうじ機能、人感センサーなどを搭載した高機能なものは高くなるでしょう。
新しいエアコンに買い替えるほうがお得である可能性大
引っ越しの際は、
新しいエアコンに買い替えるほうがお得になる可能性が大きいといえます。
なぜなら、旧居で使っていたエアコンを移設するのにも、2万円前後の費用がかかってくるからです。
また、古いエアコンの状態や新居の条件によっては追加費用がかかる場合が少なくありません。
さらに、古いエアコンだとお金をかけて移設してもすぐまた故障してしまい、結局は新しいエアコンに買い替えるというケースもあります。
これらを総合的に考えると、古いエアコンを移設して使い続けるのはリスクが大きいといえるでしょう。
引っ越しの際は古いエアコンを移設するのではなく、新しいものに買い替えることをおすすめします。
買い替える場合は買取や下取りを利用するとさらにお得
引っ越し時にエアコンを買い替える場合は、
買取や下取りを利用するとさらにお得になります。前述したように、リサイクルに出すにも費用がかかるからです。
もし壊れていても、買取や下取りをおこなってもらえる場合もあります。引っ越しにはさまざまな費用がかかるため、少しでも節約するに越したことはありません。
古いエアコンはリサイクルに出すよりも、買取や下取りを利用しましょう。
古いエアコンは「処分」ではなくアシストで「買取」!
古いエアコンは処分せずに
アシストへ買取に出すのがおすすめです!
アシストの「不用品の買取・回収・処分ワンストップサービス」を利用すれば、専門スタッフが査定にうかがいます。
エアコン以外のものも一緒に査定してまとめて売ることができるので、一気に不要品が片付くのもおすすめポイント。
古いエアコンはぜひアシストで買取に出しましょう!
まとめ
この記事では、引っ越し際の古いエアコンの扱いについて「移設」と「新規購入」で比較して解説しました。
要点をまとめると、以下のようになります。
- エアコンを移設する場合は危険なので業者に依頼すること
- 移設は購入費がいらない代わりに早期の故障や電気代が高くなるなどのリスクが大きい
- 買い替えは購入費と処分費がかかるものの電気代が安くなったり部屋に合ったものを選んだりできる
- 古いエアコンを買取や下取りに出すと処分費がかからない上、プラスになる
- 古いエアコンは移設するよりも買い替えるほうがお得である
エアコンの移設は、故障や電気代などのリスクが大きいためおすすめできません。
古いエアコンはアシストへ買取に出して新しいものを購入するのが、最もお得でかしこい選択ですね!