自転車の買い替えのために所持している自転車を売却したり、できるだけ安く新車を購入するために中古の自転車の購入を検討したりしている方は多いはずです。

しかし、自転車を売却するときも、中古の自転車を買うときも、 それぞれにポイントがあるので必ず抑えておかなければなりません。

今回は、自転車を中古で売買するときの考え方と対処法を解説します。

自転車を中古で売買するときの考え方と対処法を知ろう!

自転車を買い替える際、現在使っている自転車を処分して新しい自転車を買うのではなく、自転車を売却した上で新しい自転車を買ったほうがお得ですよね。

しかし、ただ単に使い古した自転車をお店に持っていくだけでは上手に売却することはできません。

さらに、中古の自転車を購入する上でも、中古自転車のメリットやデメリット、購入時の注意点を把握していないと購入後に後悔する可能性もあります。

そのため、自転車を中古で売買するときには、 コツや注意点を知っておく必要があるので確認しておきましょう。

中古自転車を購入できる主なサービス

中古自転車を購入できる主なサービスには以下の4つがあります。

それぞれのメリットとデメリットを合わせて見ていきましょう。

購入方法 メリット デメリット
自転車専門店で購入
  • 実車を見て購入できる
  • 購入後もメンテナンスが受けられる
  • 販売価格がやや高い
アウトレットで購入
  • 実車を見て購入できる
  • 購入後もメンテナンスが受けられる
  • 人気の車種は少ない
リサイクルショップで購入
  • 実車を見て購入できる
  • 相場よりも安く売られている
  • スタッフに専門知識がない
ネットオークションやフリマアプリで購入
  • 掘り出し物が安く手に入る可能性がある
  • 商品の状態が把握できない

自転車専門店で購入

自転車専門店の中古品を購入する場合、何より 実車の状態を確認した上で選べるのが大きなメリットです。

さらに、 専門のスタッフが勤務しているため、自転車の状態について詳しく聞けますし、購入後のメンテナンスや修理にも対応してくれます。

ただし、他の購入方法と比較すると販売価格がやや高い傾向にあるのですが、商品の管理状態やアフターフォローも含めて考えると自転車専門店で買うのが最もおすすめです。

アウトレットで購入

アウトレットでは、売れ残った型落ちモデルなどが 新車価格よりも安く購入できるようになっており、実店舗なので自転車の状態を見た上で選べるのがメリットです。

専門のスタッフも勤務しているためアフターフォローもバッチリで、購入後も安心して乗ることができます。

ただし、アウトレットということで人気の車種はあまり販売されていない傾向にあります。

リサイクルショップで購入

リサイクルショップでは、実車の状態を見て購入できるのはもちろん、 一般的な中古相場よりも安く買える可能性が高いのがメリットです。

ただし、専門店ではないためスタッフに知識がなく、商品の状態もわかりづらいのがデメリットで、購入後のメンテナンスも対応してもらえない可能性が高いです。

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ネットオークションやフリマアプリで購入

ネットオークションやフリマアプリだと、個人が出品しているため、 意外な掘り出し物が安く購入できる可能性があります。

ただし、ネット上でのやり取りになるため画像以外で状態を判断できませんし、整備不良の自転車を掴まされる可能性も考えられます。

中古自転車を買うときのメリット

中古自転車を買う メリットとしては以下の2点が挙げられます。

  • 新品よりも価格が安い
  • 新品では入手が難しいものが見つかる可能性あり

新品と中古で何が違うの?と疑問に思っている方は以下を参考にしてみてください。

新品よりも価格が安い

当然ながら中古品なので新品よりも安い価格で購入できます。

商品の状態やリリース年などによっても異なるのですが、一般的な相場としては以下のようになっています。

モデル 新品価格 中古価格
COLNAGO C-RS 105 2020年モデル
    273,900円
    207,900円
SPECIALIZED DIVERGE E5 COMP GRX 2021年モデル
    253,000円
    201,179円
RIDLEY FENIX SLA DISC 2022-23年モデル
    242,000円
    198,000円

【参考:サイクルパラダイス(https://www.cypara.com/f/sell)】

上記のようにロードバイクだと新品価格の2〜3割程度での購入が可能です。

商品の状態やパーツの消耗度に応じて、お得かどうかの判断をしてみてください。

新品では入手が難しいものが見つかる可能性あり

古いモデルや生産台数が少ないモデル、今では廃盤になったモデルなどの掘り出し物が中古市場に流れている可能性があります。

一般的なお店では購入できないようなモデルに出会える可能性もありますし、過去に購入を諦めていた憧れのモデルが安く買えるかもしれません。

中古自転車を買うときのデメリット

中古自転車を買うデメリットは以下の3点です。

  • 車体や部品の内部の状態が分からない
  • 電動自転車の場合はバッテリーの状態が不明
  • 故障時に部品交換できない場合がある

メリットだけでなくデメリットも確認しておきましょう。

車体や部品の内部の状態が分からない

中古の自転車を買うときに注意しなければならないのが商品の状態です。

外見上のさびや傷、消耗などは見ただけある程度わかるのですが、例えば、フレームの内部が劣化していたり、ボルトの固定部分がさびていたりなど、見ただけではわからない内部の状態が判別できません

見た目はきれいでも思った以上に劣化が進んでおり、修理やメンテナンスを頻繁におこなう必要があったり、すぐに買い替えが必要になったりなど、中古でも全くお得にならないケースがあるので注意しましょう。

電動自転車の場合はバッテリーの状態が不明

電動自転車を中古で購入する場合、特に注意しなければならないのが「バッテリーの状態」です。

バッテリーには寿命があるため、長く使用されていたものだと購入後に交換が必要になるかもしれません。

また、以前の使用者がバッテリーを互換品に交換していた場合などがあるため、購入前にしっかりと確認してください。

故障時に部品交換できない場合がある

古いモデルの中古自転車になると故障した際に、部品の在庫がなく対応できない可能性があります。

自転車のパーツにもモデルがあり、古いものは生産が中止されて手に入りにくくなっているため、修理をする際に故障していない部品も含めて丸ごと交換して費用が余計にかかるケースもあるでしょう。

古いモデルの中古自転車を購入するときは、 各部品の在庫があるかどうかも前もって確認してください

中古自転車を購入する前にやること

中古自転車を購入する際には前もって以下の4つのことをしておきましょう。

  • 店舗に行って実物を確認する
  • メンテナンスができる店舗を探しておく
  • 前所有者の防犯登録が解除されているかを確認する
  • 実店舗で購入した場合の発行書類をチェック

購入後の失敗を防ぐためにも必ずやっておきましょう。

店舗に行って実物を確認する

中古自転車は商品の状態を必ず確認した上で購入したほうがいいです。

ネット通販やフリマアプリだと画像でしか確認ができず、表面的な傷などは確認できますが、内部の状態や細かい部分の劣化は判別できません。

しっかりと実物を確認しないと価格が妥当かの判断もできません。

よく確認せずに購入すると商品の状態が悪すぎて新品を買ったほうが良かったというケースもあるので注意してください。

メンテナンスができる店舗を探しておく

購入後のメンテナンスや修理の対応をしてもらえるお店を事前に確保しておきましょう。

一般的にお店以外で購入した自転車のメンテナンスは断られることが多いため、トラブルが起きたときに対処ができない可能性があります。

メンテナンス専門のお店を探したり、馴染みのお店で関係を築いている中でお願いをしたりなど、メンテナンス場所を確保した上で購入してください。

前所有者の防犯登録が解除されているかを確認する

中古自転車を購入する際には、前所有者の防犯登録が解除されているかを確認してください。

解除されていない状態で購入後に防犯登録をすると二重登録となってしまい、職務質問などがあった際に前の持ち主との関係を聞かれるなど面倒なことが起きてしまいます。

中古ショップであれば基本的に防犯登録が解除された商品が売られていますが、 フリマアプリやネットオークションなどの個人間での売買の場合は、防犯登録が解除してあるかを必ず聞いてください。

実店舗で購入した場合

実店舗で購入した場合は、購入と同時に防犯登録をおこなう流れになります。

防犯登録には購入時に発行された 販売証明書を用意しなければならず、手続きには自転車本体と身分証明書が必要です。

また、インターネットを通じて購入した場合には、自分で登録手続きをおこなう必要があり、販売証明書に加えて前所有者が発行した 譲渡証明書を用意してお近くの自転車店で手続きをしてください。

中古自転車を購入したらまずは「防犯登録」

中古自転車を購入したらまず最初に「 防犯登録」をしてください。

お店で購入した場合は、購入後に防犯登録をする流れになりますが、ネット上で個人から購入した場合は自分で防犯登録をしなければなりません。

防犯登録をする際には以下のものを用意してください。

  • 登録をする自転車本体
  • 販売証明書
  • 身分証明書
  • 登録料
  • 譲渡証明書(※フリマアプリなどで購入した場合)

防犯登録をしていなくても特に罰則などはありませんが、職務質問の際に自分の自転車であることを証明するのが面倒です。

さらに、盗難にあった際に自転車を見つけることが難しくなるなどのデメリットがあるので注意してください。

前所有者から譲渡証明書を発行してもらう

個人から中古自転車を譲り受けたり、購入したりする場合は、前所有者から 譲渡証明書を発行してもらってください。

譲渡証明書がなければ防犯登録をすることができず、また譲渡されたことの証明も不可能のため、盗難を疑われる可能性があります。

保証書、販売証明書、身分証明書、登録料を準備する

防犯登録に必要な書類は下記のとおりです。

書類 内容
保証書
    購入店舗または前所有者が保有しているものを発行してもらう
販売証明書
    購入店舗または前所有者が保有しているものを発行してもらう
身分証明書
    運転免許証やマイナンバーカードなど
登録料
    例:東京都660円、兵庫県600円、大阪府600円、愛知県600円

必要書類を揃えた上で防犯登録に対応してくれる自転車店に持ち込んでください。

新たに自身で防犯登録の手続きをする

防犯登録を自分でおこなう場合は以下の手順で行います。

1.必要書類を揃える

2.防犯登録できる自転車店で手続きをする

手続き自体は簡単で書類を揃えれば数分で済むので購入した後に忘れずにおこなってください。

防犯登録以外にもやるべき手続き

防犯登録以外にも自転車に乗る上で以下のような手続きが必要になります。

  • 自転車保険
  • 個人賠償責任保険

事故を起こした際の賠償金リスクに備えるためにも、どちらか一方の加入は必須です。

それぞれの保険の違いを理解した上で自分に合うほうを選んでみてください。

自転車保険

自転車保険は、自転車で事故などを起こした際に発生する賠償金や自身の怪我の治療費などを補償できるサービスです。

自治体によっては加入が義務化されていることもあるので、必ず加入しておきましょう。

特に、自転車で死亡事故を起こすと数千万単位の損害賠償が発生するため、もしものリスクに備えるためにも自転車保険は必須です。

個人賠償責任保険

個人賠償責任保険は、主に自転車事故で他人に怪我を負わせた場合や物を壊した際に発生する損害金を補償してくれる保険です。

自転車保険と同様に死亡事故を起こすことで発生する高額な賠償金に備えるために必要となります。

個人賠償責任保険と自転車保険の違いは、自分の怪我に対する補償の有無で、不要な方であればこちらを選んでください。

自転車を売るときに準備すること

自転車を購入して使った後は売るときのことも考えなければなりません。

売却の際にも以下のようなポイントを抑えることで、より高値で売れたり、余計なトラブルを防ぐことができます。

  • 自転車の状態をきれいにする
  • 自転車の鍵は必ず準備!
  • 防犯登録解除用紙と譲渡証明書の発行
  • 本人確認証明書、防犯登録解除用紙、保証書、販売証明書を準備する

では、1つずつ詳しくみていきましょう。

自転車の状態をきれいにする

自転車の状態は査定額に大きな影響を与えるので、事前にきれいにしておきましょう。

サビなどがあるだけで査定額が下がってしまうため、目立つ汚れなどを拭き取る程度でもいいので、 最低限の手入れをした上で査定に出してください

自転車の鍵は必ず準備!

馬蹄錠など自転車の本体に鍵が取り付けられている場合は、売る際に鍵を忘れずに持っていくようにしてください。

鍵がないと解錠ができずに査定が受けられませんし、盗難品の疑いがかけられる可能性もあります。

そもそも鍵がないと次の使用者が困るので、意外に忘れがちなのですが鍵を必ず準備してください。

防犯登録解除用紙と譲渡証明書の発行

自転車を売るときは次の購入者のために防犯登録を解除しなければなりません。

解除を忘れると次の所有者が職質を受けた際に盗難の疑いが持たれるなどトラブルが起きる可能性があります。

また、個人でのやり取りで自転車を売る場合は、 譲渡証明書の発行も忘れずにおこなってください。

本人確認証明書、防犯登録解除用紙、保証書、販売証明書を準備する

自転車を売る際に必要な書類は下記のとおりです。

書類 内容
保証書
    自転車を購入した際に発行された書類
販売証明書
    自転車を購入した際に発行された書類
本人確認書類
    運転免許証やマイナンバーカードなど
防犯登録解除用紙
    防犯登録ができるお店で発行できる

査定額が1,000円を超える場合には、販売証明書や保証書が必要になるので、購入時に発行された書類は大切に保管してください。

自転車を売却できる主なサービス

自転車を売却できる主なサービスは以下のとおりです。

購入方法 メリット デメリット
実店舗に持参して売る
  • その場で査定を受けて売却ができる
  • 店舗まで自転車を持っていくのが手間
オークションやフリマアプリで売る
  • 売値を自分で決められる
  • 自分で自転車を発送しなければならない
  • 売却後にトラブルが起きる可能性がある
出張買取を利用して売る
  • 自宅にいながら買取ができる
  • 対面なので断りにくい

では、1つずつ詳しくみていきましょう。

実店舗に持参して売る

自転車買取店などに自転車を持ち込んで買取を依頼すると、その場で査定が受けられて売却まで進められます。

ただし、 持ち込んだ当日に現金が受け取れるメリットがある一方で、店舗が近くにないと自転車を運ぶのが大変です。

オークションやフリマアプリで売る

オークションやフリマアプリを使うと、 自分で売値を決めることができるため、望んだ金額での売却が可能です。

ただし、必ず売れるとは限らない点や自分で自転車を発送しなければならない点にデメリットがあります。

出張買取を利用して売る

出張買取を利用すると 査定員が自宅まで来てくれるので、買取の手間がほとんどかかりません

対面なので買取を断りにくいというデメリットもありますが、そこまで気にする必要はなく、非常に便利な買取方法といえます。

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公式サイトには自転車の種類ごとに買取相場が掲載されているので、利用の際の参考にしてみてください。

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出張費などは無料で気軽に利用できるので、自転車を運ぶ手間が面倒な方におすすめです。

店頭買取

店頭買取は、店舗に品物を持ち込んで査定を受けて売却できる買取方法です。

自転車を持ち込む必要がありますが、 その場で査定を受けて納得すればすぐに現金が受け取れるなどの特徴があります。

まとめ

自転車を中古で売買するときの考え方や対処法を解説しました。

今回の記事をまとめると以下のようになります。

  • 中古自転車が購入できるのは「自転車専門店」「アウトレット」「リサイクルショップ」「ネットオークション・フリマアプリ」
  • 中古自転車は新品よりも価格が安く、掘り出し物が見つかる可能性がある
  • 中古自転車は商品の状態が思ったより悪いケースがある
  • 中古自転車を購入する際は実物を確認して防犯登録の解除を確認する
  • 中古自転車の購入後は防犯登録をして、自転車保険にも加入する
  • 自転車を売るときには本体をきれいにして必要な書類を揃える
  • 自転車の売却ができるのは「実店舗」「オークション・フリマアプリ」「出張買取」
  • 自転車の買取なら「アシスト」がおすすめ

中古自転車の売買には、確認事項や必要な手続きなどがあるので、必ずチェックをしておきましょう。

今回の記事を参考にして、中古自転車の売買をしてみてください!

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