「長年使ってきた民芸家具、古い家具は売れないって聞いたけど実際どうなんだろう?」
引越や実家の片付けで手放すことになった、そんな民芸家具でお悩みの方はいませんか?
こんにちは!買取ブロガーの鈴木です。
鈴木
人気ブランドの民芸家具は売れます!
残念ながら、通常リサイクルショップが古い家具に買取金額をつける事はほとんどありません。
ですが伝統工芸品にあたる「民芸家具」は今でも人気があり、買取の可能性があります。
今回は買取が期待できる民芸家具のモデルや高く売るポイントをご紹介していきます。
まず、買取してもらえるものとしては
- メーカーやブランド名が明記されている
- 焼き印やステッカーロゴがある
- 大きな破損や痛みがない
この条件に当てはまるれば、ほとんどのモデルで買取してもらえる可能性があります。
では、もう少し具体的に解説していきましょう。
目次
民芸家具いくらで買取?人気メーカーをご紹介
まず民芸家具の買取で最初のポイントとなるのが【メーカーやブランド】がはっきりしていることです。
無名の家具は状態が良くても買取不可となることがほとんどです。
ここでは人気ブランドを買取相場(2022年02月現在)と合わせてご紹介していきます。
松本民芸家具
チェスト
買取相場
8,000円-65,000円
松本民芸家具は、1944年から続く民芸家具の元祖とも言える家具ブランドです。
素材には「水目桜」や欅、栃、楢などの無垢材を使用し、松本地方に古くから伝わる木組みの伝統技術により作られています。
中古市場での需要も安定して高く、チェストや飾り棚のほか、ロッキングチェアや3人掛けの長椅子なども人気となっています。
飛騨産業(キツツキ)
ダイニングセット
買取相場
6,000円-50,000円
飛騨産業は、岐阜県にある家具産地”飛騨高山”の老舗家具メーカーで、シンボルの「キツツキマーク」は世界的にも有名です。
ホクミンの名で親しまれている「北海道民芸家具」は、人気シリーズとなっています
ダイニングセットのほか、近年はソファやAVボードなども中古市場で需要が高まっています。
筑後民芸家具
5段チェスト
買取相場
7,000円-33,000円
筑後民芸家具は、船上の家具である船指物の流れをくむ家具ブランドです。
良質な欅材を使い、伝統の技で仕上げた格調高い民芸家具は、中古市場でも人気があります。
江戸時代初期に用の美から生まれた階段箪笥、今なお高価買取が期待できます。
岩谷堂箪笥
5段7杯チェスト
買取相場
12,000円-44,000円
岩谷堂箪笥は古く、1100年代に藤原清衡が産業奨励を推し進めたことが起源と言われています。
漆塗りと彫金金具による圧倒的存在感は、家具の枠を超えた美術的な価値を兼ね備えています。
中古箪笥の買取が厳しい今でも、別格の扱いとして人気となっています。
加茂桐箪笥
和箪笥
買取相場
6,000円-36,000円
加茂桐箪笥はおよそ220年以上前、江戸時代末期に全国に名を馳せたと言われています。
通気性が良く女性でも持ち運べる軽さに丈夫さを備え、古くから衣服や貴重品の保存に重宝されてきました。
無名の桐箪笥では買取が難しくなりましたが、作者が明記された「加茂桐箪笥」は買取の可能性が残されています。
民芸家具を高く買取してもらうためのポイント
きれいな状態で査定してもらう
まず見た目の印象は大切です。きれいな方が買取価格は高くなります。
引き出しの中にゴミが溜まっていたり汚れていたりするとマイナス査定になってしまいます。
事前に清掃しておくと査定スタッフにも好印象です。
他の家具・家電とまとめて依頼する
リサイクルショップの査定では依頼点数は多いほど有利です。
1点よりもまとめて依頼することでコストが下がるので、その分を買取金額に乗せやすくなるからです。
- お引越
- 部屋の模様替え
- リフォーム
もし上記のようなタイミングであれば、家電など不要になったものと合わせて依頼するとプラスアルファの金額が期待できるでしょう。
作業スペースや搬出経路を確保しよう!
出張買取を依頼した場合、意外と査定に大きく影響するのが「作業環境」や「搬出経路」です。
わかりやすく言えば、どれくらい作業の手間がかかるか?を判断されます。
障害物などがあればあらかじめ避けておくか、買取になった際にはどかせる旨を伝えておきましょう。
民芸家具を買取してもらえなかった時は?
「残念だけど買取にならなかった。」
「買取してもらえなかったら捨てるしかないのかな?」
ここでは買取以外の民芸家具の手放し方についてご紹介していきます。
リサイクルショップで引取してもらえるケース
リサイクルショップでは民芸家具を無料で引取していることがあります。
作業費用などコストの兼ね合いで買取に至らないまでも、再利用を前提に引取を行ってくれます。
「思い出の品だから捨てたくない。また誰かに使って欲しい。」
そんな方は、一度最寄りのリサイクルショップに相談してみましょう。
フリマアプリなどを活用する
メルカリやヤフオク、ジモティーなどの個人間取引サイトを利用して次の方に譲る方法です。
買取店で取り扱えなくても個人売買であれば欲しいという方が見つかるかもしれません。
ただし以下の点には注意が必要です。
個人売買を利用するときの注意事項
- 出品や商品発送などの手間がかかる
- モデルによっては売れない可能性もある
- トラブルは基本的に自己責任
時間や手間を惜しまなければ、自分で売ってみるのも1つの手段です。
ある程度の責任を伴いますので、その分高く売れることもあります。
一度チャレンジしてみても良いのではないでしょうか。
まとめ
民芸家具は、数十年経っていてもメーカーや状態次第で買取が期待できる家具です。
実家の片付けやお引越しで処分を検討しているなら、まずはメーカーだけでも調べてみましょう。
総合リサイクルのアシストでは『民芸家具の買取』を行っております。
買取をご希望の方は下記バナーからご相談下さい。